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2015年10月04日

障害者差別解消法をふまえて、今後の学校との対応ついて




またまたお久しぶりです。
ひと月あいてしまいました。

今日は、学校との対応について新しい情報を得ることができたので、わたしも少しまとめておきたいなと思い書いています。


平成28年4月1日より 『障害者差別差別解消法』
 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律 が施工されます



2年前にこの法律が成立していました。このことをちゃんと知っていて忘れてしまっていたのか、はじめからまったく知らなかったのかはわかりませんが、この法律が来年の4月から施工されることを教えていただいて、とにかくビックリしました。

差別が法律によってなくなる?(かも?)

もちろん背別自体がゼロになることは考えられませんが、法律という強い見方ができたことは確か。
ありがたいことです。

障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律 平成二十五年法律第六十五号 内閣府HP


この情報を教えていただいたのはこちらのブログ記事です。

「合理的配慮が学校を変える!」うちの子流〜発達障害と生きる

とても詳しく丁寧にまとめてあるのでぜひご一読いただきたいなあと思います。


まずこの法律がどんなものなのか、わたしの中でわかる範囲でお話していきます。


合理的配慮



まずこの法律の中で定められている『合理的配慮』というものに目が向きます。
それは、子育てにおいて、教育の場において、まず一番欲するところだから。

先にご紹介しましたブログの中でとてもわかりやすい文章がありますのでここに引用させていただきます。

この中にある「合理的配慮」は、障害を持つ人々に対して必要な環境整備などの配慮を行うということ。

それにより、発達障害児をとりまく学校環境が大きく変えられるのではないか、その他多くの子供たちにとっても変化をもたらすのではないかということについて書きたいと思います。

簡単に言えば今まで配慮を求めても「前例がない、特別扱いできない」などと断られていたことが、配慮しないのは法律違反ということになりかねないのです。

「合理的配慮」の否定は障害を理由とする差別になるのです。

ただし、均衡を失した又は過度の負担を課さないものという条件があります。

法律のことなので難しい文言が並びますが、来年度よりお子さんにとってよりよい学校環境を求める上で非常に大切なこととなってきます。
*うちの子流〜発達障害と生きる「合理的配慮が学校を変える!」より引用させていただきました


そうなのです。今まで学校に配慮をお願いするにも、遠慮をしたり、あるいは過度のお願いなのかもしれないと悩んだり(モンスターペアレンツと思われたくない…など)問題が起こるまで我慢してきたことがある方は多いと思います。

我が家もそうでした。
息子が二次障害でどうにもならなくなってから、学校にいろいろとお願いをしていきました。今から考えると二次障害になる前に、遠慮をせずにお願いしていたら、結果は違っていただろうなあと思います。
(もちろんそのときの経験があるから今の息子があり私があるのですが)

ですが避けられる苦痛や障壁は、特に自己肯定感をはぐくむ年齢のうちは何とか避けていくのがベストでしょう。二次障害などになってしまうと、発達障害児の遅い成長がさらに遅くなって元にもどすだけでも何年もかかってしまいます。息子はそうでした。

だからこそ、この合理的配慮の後ろ盾は、親にも子にもとても心強いものとなります。
いわば、特別支援教育に法律という味方ができたと考えてもよいかもしれません。


もちろん、あくまでも学校にはお願いという姿勢は崩してはいけないと思いますが、今までとは違い、保護者側がきちんとこの法律のことを知っている。ということを学校側にわかってもらえれば、学校側はできるかぎりのことはしてくれるでしょう。

合理的配慮の例 文部科学省HP
合理的配慮等環境整備検討ワーキンググループ 報告 文部科学省HP

上記のリンクには、具体的な配慮がのっています。
個々人が求めるものとは具体例が異なるかもしれませんが、この例をふまえた上でお願いしたい配慮の項目を考えるための指針になると思います。


差別の解消の裏側



少し目線を変えます。

こうやって差別に対する法律ができたことは、障害者の啓蒙としては立派な成功例と思います。
実際に、上記に上げたように子どもに関してだけでも、未来に希望が持てるようになります。

しかしその裏側で、配慮を受けている子を健常児の子どもたちがどう思うか。
教師の腕次第で、そんなネガティブなことは考えずにすむと思いますが、教師の、あるいは学校自体のカラーしだいで、この配慮が「いじめ」などに繋がらないことを願う気持ちもあります。

新しいことにはそれが拡がるまで、いろいろなことが起こりえることも、親としては考えておかねばならないと思います。

親側で出来ることを少し考えて見ました。

☆子ども本人に、障害の告知を早めにすます
(障害名までは告げずとも、特性だけでも肯定的に伝える)

☆学校側と今まで以上に蜜に連絡を取り合う、特に、管理職
 (担任だけでは責任の所在があやふやになることもあるでしょう)

☆担任と相談してクラスの親御さんに配慮を受けていることを知らせるかどうか決める
(子どもに告知をしたうえで、本人を無視した行為はよくないと思います。担任しだいで親御さんにわざわざ伝えずにすみ場合も多いと思います)

☆子ども自身に、生きていく上の基本的なルール、他者に危害を加えないを徹底的に教える
 (これが一番大切かと思います)


私が気づいたのはこれくらい。

この法律で支援や配慮をお願いすればするほど、子どもの他害の問題は大きくなると思います。
充分に注意が必要だと感じています。

そういった問題を回避するために、特別支援級在籍にするなどの工夫が必要だと思います。
今までのように、よい面だけで、支援級を選ぶだけではなくなってくるのではないかと思います。

とにかく子ども自身が落ち着いていられるように、幼児時代から、安定を目指して、無理をさせず自己肯定感をしっかりと高めて、就学をむかえることが大切になってくるのではないでしょうか。

発達障害の子育ては時間と忍耐が必須です。

それぞれのご家庭で背景は異なりますが、できるだけ子どもに寄り添える環境がとれればと思います。
(このあたり、何らかの支援が増えると助かるのですけど)

親は最後まで子どもの味方でいてほしい。

そんな風に考えています。


案外、こんな杞憂は必要のないくらい、学校関係で自然と障害者差別の解消の基礎ができあがるかもしれません。
そうしたら、その子たちが大人になったときには、障害だけでなく、いろいろなマイノリティへの差別もなくなっていくかも…。
などと、ネガティブな考えの反面そういうことも想像しています。
(あいかわらずお花畑です)


とりあえず、今までより配慮に関してはより充実することだけは確か。
希望を持って、感謝の気持ちを忘れずに、配慮をお願いしていきましょう。


*参考サイト
合理的配慮が学校を変える! うちの子流〜発達障害と生きる
障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律 障害者差別解消法 内閣府HP
障害者差別解消法リーフレット 内閣府HP
障害者さべつ解消法ってなに? 日本障害フォーラムリーフレット pdfファイル
障害者差別解消法Q&A シノドス

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posted by はるぼん at 16:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | 発達障害の子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月03日

今年の夏休みは思う存分謳歌できたようです。



高校はじめての夏休み



小学校、中学校と、夏休みがいつまでも続いてくれたらいいな…。と、言う思いで過ごしてきました。
これは親子共々の思い。

基本が不登校の息子にとって、何も考えなくても学校へ行かなくてもよい「夏休み」は本気で休息できる大切なお休み期間でした。
何故か、始業式やら終業式やらが好きだった息子。
初日は根性で登校していましたっけ。

きっとどこかでインプットされたのだと思うのですが、いつどこでかは不明のままです。

本人に小学校の頃聞いたときには、

「校長先生のお話がおもしろいから」

と、頭をかしげるような返答でした。(本気でおもしろいと感じていたのかもしれませんが)

たいてい翌日からは、遅刻をするかお休みをするかでした。
二学期こそがんばって学校に行くぞ!
というような気配はありませんでした。
まあ親も、そうならないようにがんばり過ぎないように気をつけていたのですけど。

二次障害がひどかったときから、絶対に無理はさせない。
というのが、我が家の子育て方針でした。

つまりは「ありのままの子育て」です。

ゆっくりとですが(ほんとうにゆっくりでしたー)少しずつ回復していくのですよ。
そして少しずつ成長していくのです。

無理させなくてもね。

これは生命として、ふつうのこと。

体が大きくなるように、心のほうもちゃんと成長するのです。
発達障害だからといって、成長しないわけではありません。

親としてできることは、

このゆっくりな成長を、じっと見守ること。
そして、ふんばりが利くようになってきたら、次への階段を準備すること。
ここら辺の見極めがちょっと大変ではあります。
何度も親子で失敗しては、その都度年齢や成長に応じての対応をして不安を払拭してから、次への階段を準備する。
その繰りかえしです。

成長が進んでいくと、本人の意思が芽生えてきます。
息子の場合、二次障害で、この自分自身の意思がとことん萎縮してしまっていたので、とても長くかかりました。
本人の気持ちさえ動いてくれば、あとはその後押し。

本人の好きなこと、得意なこと、興味を感じたこと、どんどんそれらと触れ合えるように用意しました。

世間から見たら、「甘やかしすぎの子育て」と思われることが多かったと思います。

いいのです。
甘やかしすぎで。

好きなことにはとことん追求できる環境を用意してあげることは、子ども自身の自己肯定感が増え、安定した精神力がついてくるから。

いったん自己肯定感がしっかり安定してくると、あとは思ったよりも早く成長していきました。

見守ることも、小さな頃と比べたら、本当に少なくなりました。
ポイントポイントだけで済むのです。

発達障害のお子さんでも、順調に自己肯定感が育ったお子さんならば、凸凹ながらも成長速度は早いのではないかと思います。

好きなこと、得意なこと、興味のあることで、失敗しても、好きでやっていることなので、簡単には自己肯定感は揺るぎません。

わたしがよく「好きなこと、得意なこと」はとても大事と色々なところで唸っていますが、何が一番かって、自己肯定感がどんどん安定してくる。これがすごいと感じているからです。


学校は週に一度の登校だったり、行けたとしても遅刻だったり早退だったりの義務教育期間でしたが、好きなことはしっかりと学べました。

中学の三年には、行きたい高校のために、学校にほぼ毎日登校できました。遅刻や相対がものすごく多かったですけど、それでも出席には代わりがありませんから。

そのがんばりのおかげで、今年の春から、自分の好きなことを集中して学べる高校へと進学することができました。


といっても高校になっても、毎日欠かさず学校にきちんと登校できてはいないのですが、自分の体調に合わせて、学校の予定にうまくあわせて、欠席したり、遅刻したりして登校の流れをつかんできたようです。

通信制のサポート校なので、毎月のようにレポート提出もあり、スケジュール管理も覚えていきました。


この夏休みは、自分自身でスケジュール管理をしていく。

これが、できてきたような気がします。

まだまだ、予定外のことが起こると対応が難しくなったりはしますが、それでもなんとかのりこえました。



友人にも恵まれています



夏休み中に、中学の頃の友人たちと、何度かイベントごとがありました。

在籍していた美術部の同級生たちと、中学の部活に顔を出して、一緒に活動もしてきました。

地域の夏祭りに、男子数人のグループで遊びに行ったり。
(小さな子どものころは、よく行っていましたが、中学になったらさっぱり行かなかったのに)

友人とふたりで映画館に二度も足を運びました。
(二回ともアニメ☆)

そして夏休みの最終週には、電車で家から約片道4時間かけて、「NARUTO展」を見に行きました。
この企画をはじめて聞いたときには少々ビックリしましたが、男子4人で自分のお金で行くとのことなので、反対する理由もないので、大手を振って送り出しました。

電車のチケットをとったりするのも、ぜんぶおまかせ。
高校生だからあたり前とは思いますが、用意された箱に乗り込むのではなく、自分たちで調べて自分たちで準備して、ということは息子はともかく、ほかの友人たちもはじめてだったので、なかなかおもしろかったようです。

準備の内容もきちんと報告してくれたので、わたしの方からもアドバイスしやすかったですし、よい経験が出来ました。
親としても、子どもがぐんぐん成長していくのを目の当たりにできて本当によかった。

息子、友人に本当に恵まれています。



ありのままの子育て



ありのままの子育てで、息子はここまで成長しました。

二学期始まって、初日は緊張で朝4時に起きてしまいましたが、無事に一日を過ごして帰ってきました。
翌日は、午後からの登校でした。前日も早く眠れて12時間は睡眠時間取れました。体調の関係でこれでよいのです。
三日目(今日ですが)普通の時間に朝起きて、時間通りに登校して行きました。
わたしがしたのはお弁当の用意だけ。
声かけは、ある程度必要ですが(忘れ物のチェックくらい)お茶の準備も自分でして行きました。


ありのままの子育てでここまできましたが、しっかり安定してきて、身体も心も見違えるように成長しました。

まだまだ、自立への道は遠いですが、できるだけ学生生活をしっかり長くとって、社会に出て行ければいいかなと考えています。



夏休みを楽しめるようになる日が来るとは、本当に想像もしていませんでした。

成長するってこういうことなんだなと、つくづく思いました。

今年の夏は忘れられない夏休みになりそうです。


永遠の夏休み (ポプラの森) -
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posted by はるぼん at 13:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ちびぼん〜高校生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月23日

オススメです☆「学校へ行けない僕と9人の先生」作者棚園正一先生の自分史コミック



「学校へ行けない僕と9人の先生」



学校へ行けない僕と9人の先生 (アクションコミックス) -
学校へ行けない僕と9人の先生 (アクションコミックス) -

今日はこのコミックのお話をしたいと思います。

ネットで連載されていた作品でしたが、出会ったのは書店のコミック平積みコーナーでした。
息子と一緒に行った書店。
お目当ての購入する本は決まっています。
それでも本好きの親子、いろいろなコーナーをゆっくりと見て歩きます。

ふと目に入ったこのコミック「学校へ行けない僕と9人の先生」。
表紙も白ベースで、ランドセルを背負った男の子が悲しげな顔をしているだけ…。
ただ、帯にはマンガ好きなら知らぬ人はいないでしょというくらい有名な方の言葉があの慣れ親しんだ自画像と共にありました。

最初に目が入ったのは正直そちらのほう。
息子も大好きで初めて読んだコミックもこの方の代表作。
そう、ドラゴンボールの鳥山明先生のことば。

帯の言葉を引用させていただきます。
長い付き合いになるが、彼の過去を尋ねたことはなかった。
不登校児だとは知っていたが、今回その頃を描いた漫画を読ませてもらい、ちょっと驚いてしまった。思った以上に漫画を描くことが彼を救っていたようだ。
アクションコミックス「学校へ行けない僕と9人の先生」初版の帯より


コミックスですから、シュリンク(立ち読みできないようにかかっているビニール)がかかっています。当然中身は読めません。

くるりと裏を向けて裏表紙を読んでみる。
先ほどの鳥山先生の帯の言葉通り、作者さんご本人が不登校だったもよう。

わたしの中で「読みたい」という衝動が起きると同時に、息子にとってはどうなんだろう?とはたと思案。
わたしが読みたいのだから自分のために買ってしまえばいいのだけど、コミックスなるものたいていのものは親子で共有しているから、親が無理やり読ませたがってるとか思われたら嫌だな〜などと、思考があちこちさまよっているときに、息子がそばに来て一言。

「あ、その本、ちょっと気になる」

おお!息子も気になっていたのか。これで問題解決。

「じゃあ買おう!」

ということになり、目的の他のコミックスと一緒にレジへ。


人との出会いもそうですが、書物やこういった作品との出会いも、何か偶然以上のものを感じるときがあります。今回のこのコミックは、わたしたち親子に大きな良き刺激を与えてくれました。


不登校当事者である息子の感想



*息子本人に了解済みの感想

我が家は涙腺がゆるい家系なのか、グスグスやりながら読んでいました。

このコミックに描かれているお話、特に最初のほうの事件などは、息子が実際に体験したものとかなりかぶっています。
学校が怖くて仕方なくなったときの気持ち。

作者が描いている黒い影などが自分も同じだったこと。

そして何故「みんなと同じように学校で楽しめないのか」と悩んでいたのも一緒と。

すごく気持ちがシンクロした。

と言っていました。

このコミックは、義務教育期間で終っているのですが、ちょうど現在の息子と同じ状態でシンクロしてしまうのもとてもよく理解できます。

好きなこと得意なことまで一緒なのですから。

最後には明るい希望をこのコミックからわけてもらっていたようです。

読んでよかった〜〜〜と言っていました。

普段息子が好んで読んでいるような、漫画ではなかったのですが、息子の中の何かをしっかりと満たしてくれた作品だったようです。

作者さんに感謝です。

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posted by はるぼん at 18:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 不登校に関して・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする