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2015年12月10日

発達障害児のお手伝いとおこづかい



先月の話題ですが少し思うことがあるのでブログにまとめてみます。

それは子どものお手伝いについて。

「尾木ママ」と「東大三兄弟、佐藤ママ」とのお手伝いに関しての激論

「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹さんと、息子3人を東大理3に入学させたことで話題の主婦「佐藤ママ」こと佐藤亮子さんが、11月26日放送の『バイキング』(フジテレビ系)に出演し、子育てに関して大激論を交わした。尾木ママは子供の手伝いについて「させるべき」と主張。一方の佐藤ママは受験に不必要なので「させなくていい」と反論。それぞれ、どのような考えがあっての意見だったのか。

*ハフィントンポスト日本版(http://m.huffpost.com/jp/entry/8653956)より引用させていただきました


問題となったTV番組をそもそも見ていないので、ほんとうのところはどうだったのか?は、意見を述べることは出来ないので、上記に引用させていただいた記事の内容だけについて、思っていることを書かせていただきます。

記事のポイントは

忘れ物に関して
『子どもを早いうちから自立させるためにも失敗から学ばせる』尾木ママ
『親が子どもが失敗してやる気を損ねないように親が手伝う』東大ママ

勉強に関して
ひとりでもできるようにアドバイスをする』尾木ママ
『小さなうちは勉強のやり方がわからない、嫌いにならないように、親が一緒に勉強する』東大ママ

お手伝いに関して
させるべき。親子でいっしょに楽しんでやればいい』尾木ママ
させなくてもいい無理にたくさんやらせる必要はない。受験に不必要な手伝いは基本的にはさせなくていい』東大ママ



ざっとひろってみました。

わたしとしては、どちらかといえば尾木ママよりなのですが、細かなところが気にかかるASDの気質が出ちゃいまして、『お手伝いをさせる』と言う『させる』がものすごーく気になってしまって、尾木ママが話してらっしゃる本質が見えなくなってしまっています。

と、こんなわたし自身のひっかかりを含めて、以下、発達障害の子どものお手伝いについて書いてみます。




☆発達障害の子どもにとってのお手伝いは



年齢にもよると思いますが、ノーマルな子どもたちがするお手伝いと言うものは、
・親にほめられたい
・少しお姉さんお兄さんになりたい

といった、他者からよく見られたい。自分自身の成長を他者に知ってもらいたい。が、背景にあるのではないかと思います。
(わたし自身がASD者なので知識としての理解だけで本質はわかりません)

ところが、発達障害とくにASDの子どもたちにとってのお手伝いは
・この器具を操作してみたい
・これがどうなるのか知りたい
などの、あくまでも自分主体な思いがきっかけなような気がします。

料理は科学の実験のようなもの。
裁縫は物を作り上げることへの魅力。
掃除、洗濯は、家電のかっこよさ(これはすぐにあきてしまうと思いますが)などがあげられるのではないでしょうか。

こういった知識への貪欲さがたまたまお手伝いにつながる。と言うことは大いにありえると思うのです。

もちろん、初めてのものには恐怖を感じてしまう子が多い特徴もありますから、あくまでもはじめの一歩は親子でが基本になるのですけど。



☆我が家の場合はこんなかんじでした



我が家の教育姿勢として、

・好きを伸ばす。
・得意を伸ばす。
・子どものありのままのよさをそのまま伸ばす。


が根底にあります。

ですので、自立のためにお手伝いをさせるというのはしません。
あくまでも、
子ども自身が興味を持ったらお手伝いをしてもらうという立ち位置でいます

息子の年齢別に過去してもらってきたお手伝いを書いてみます。


保育園時代

  • 買い物を一緒に行く、自分のものを買ってもらったら必ず自分で袋を持って帰る

  • 食卓のセッティング。何が出来上がるのかあらかじめ申告してあり、取り皿や箸、スプーンなどを用意する。(好きな食事の場合熱が入る、好きじゃないものの場合仕上がりが雑になる。ただし、息子は食事が大好きという大前提がある)



小学校低学年〜中学年
この頃は、二次障害がひどくてお手伝いも手取り足取りの状態で親子のコミュニケーションの一環としておこなわれていました。

  • 家の買い物と息子の買い物を一緒に行く。
    これは、息子の好きなもの(主にゲームやコミック、アニメ映画)に徹底して付き合う。(数時間になることも)そのかわりに、家の買い物袋を持ってもらう

  • お風呂掃除(今でも息子の役目となっています)
    これは、息子の好きなアニメ『ケロロ軍曹』での主人公ケロロが家事を何でもこなしてしまうことと、きれいに掃除したあとの『ピカ風呂』を題材にした回があったため。(ケロロ軍曹には本当にお世話になりました)
    もちろんはじめからうまく行かないので、お風呂の洗剤を一度に全部使ってしまうなど、あっちゃ〜〜なこともしでかしてくれました

  • 金魚の水槽掃除(これはわたしといっしょにやりました。自分の大切にしている金魚ですから一生懸命やってくれます)



小学校高学年

  • 一人で買い物に行く。
    コンビニやドラッグストアなどの家からすぐ近くにある、何度も何度もいったことのある店だったら、簡単なお使いはしてくれるようになりました。
    これも、ゲームソフト屋などで自分ひとりで買い物ができるようになれたことがきっかけでした。
    (ほしいものを店員さんに伝える、探してもらう、それを購入するの流れが一人でできました。これもすべて『ほしいもの』があったからこそのお話)

  • ゴミだし(これはもちろん好きなことでも興味のあることでもありません。働く車オタでもありませんし、のちほどこのお手伝いについて書きます)

  • お風呂掃除(小学校低学年からつづいています)

  • 金魚の水槽掃除(だんだんと息子ができることが増えてきました)

  • マッサージ(これはわたしへのマッサージです。背中に乗る単純なマッサージ)

  • 自分の食べたいものは自分で作る(インスタントラーメンやレトルトでの料理を覚えました)

harubonbon.seesaa.net *過去記事 2010年10月01日




中学校時代

  • 買い物(徒歩30分圏内ていどは行ってくれます。とても助かっています但し自分の買いたい物があれば)

  • お風呂掃除(あいかわらずきちんとやってくれていました)

  • 金魚の水槽掃除(力もついてきて、重いお水もどんどん運んでくれるようになりました)
  • 料理、自分の食べたいものを一から作れるようになりました。これについてものちほど書かせていただきます。



現在/高校時代

  • 買い物

  • お風呂掃除

  • 金魚の水槽掃除(最近は息子の指示に従ってわたしが手伝うという形になってきています)

  • ゴミだし

  • マッサージ(むかしのように背中に乗られたら背骨が折れたら大変ですので、マッサージ器で背中をマッサージしてもらっています)

  • 料理(基本的な料理はだいたい出来るようになりました)朝食と昼食は自分で好きなものをこさえて食べています。学校へ行くときはわたしが作ったお弁当を持っていきます。夕食はセッティングを完全任せています



と、このような感じでお手伝いも年齢に応じてレベルアップしています。

特に料理は、息子にぴったりあっているようで、主婦として最高に楽させてもらっています。
次に、このお料理のお手伝いについて、発達障害児らしい上達法と興味を持ってもらう方法を書いてみます。



☆発達障害児の料理の覚え方



あくまでも我が家の息子の場合ですが、


  • 食べることが好き

  • 小さな頃からキッチンに立っている(台に乗ってお皿洗いもしていました)

  • 外食で食べたものを、自宅でも再現しようと試みる好奇心がある

  • 見た目を重視する傾向がある


そして何より、自分ひとりでやりたがる。


これ、とても大事だと思うのです。年齢が小さなうちは、火の扱いなどの問題がありますが、ある程度の年齢になったら、完全にひとりで任せてしまったほうが、効果は高いと思います。


息子がとった料理の方法は。


  • 食べたいものを決める(何か食べたくなったら)

  • 食材をそろえる(ないものは買い物へ行く)

  • 食材の外箱やお料理動画などで作り方を把握する

  • わからない用語が出てきたら、わたしに尋ねるかNETで調べる

  • 手順にそって、一つ一つ確実にこなしていく


ここで注目していただきたいのは、食材のパッケージの裏側に料理方法が載っていることは多いですよね、これを利用して料理を覚えていくのです。

料理の盛り付けも、パッケージどおり仕上げてくれます。

普段使わないような食材も購入することになるかもしれませんが、せっかくの思いをジャマしないように、まずはやらせてあげてください。

このことを知るきっかけとなったのは、やはり親子でASDの方の言葉でした。確か息子さんが言ったことだったと思います。
書いてあることを忠実にやれば料理の失敗はほとんどありません。
発達障害児にはとても向いている方法だと思います。

この先は、息子のように「食べることが好き」だったり、味の魅力に取り付かれてしまった子や、盛り付けや器に興味をもった子や、中には飾り包丁が気に入ったという子は、どんどん自分の興味の先へと突き進んでほしいと思います。

おいしく作る工夫も、発達障害児らしいものが出来上がるような気もします。
シングルタスクならではの工夫ができるんじゃないかと思うのです。

ADHDのせっかちさんならば、すばやくおいしく作る方法も考え付くかもしれません。

こういった面だけでも親としてはとても楽しみになります。



☆さいごにお手伝いとおこづかいについて




息子のお手伝いリスト。
上記の中に、どう考えても『好き』『得意』は関係ないだろうという項目があったと思います。

『ゴミだし』『マッサージ』です。

それはおこづかいに関係があるのです。


我が家は小学校までは月ぎめのおこづかいはありませんでした。

そのかわり、お年玉などいただいたものは全額、自分自身で管理させてそれを自由に使ってもいいことにしてありました。
ただし、

『おこづかい帳を必ずつけること』

これがとても役になっています。小学校中学年からはじめたのですが、学校へいっていない息子にとってのいい算数の勉強になりました。まさに実践です。(小学二年生からの不登校児でした)

そして、自分のほしいもの(主にゲームソフトでしたが)を購入するために、いくら必要か、NETやお店で下調べをし、現在の残額と照らし合わせ、これから新しく発売される他のゲームソフトとの兼ね合いも考えて、

お手伝い=おこづかい作戦

を思いついたようなのです。

これは、普段やっているお手伝いは含まれません。息子が自分から新たに提案したお手伝いだけです。
それが、ゴミ出しマッサージだったのです。

ゴミ出しは一袋10円。マッサージは30分50円。

よくがんばりました。がんばったつきは1000円くらいにはなるので、ちょっと我慢すればほしいソフトが購入できます。

このお手伝い=おこづかいの難点は、お年玉が入ると、お手伝いしてもらえなくなるってこと。
まあ、問題なしですが^^;

高校になってからは、おこづかいも月額制になったのですが、何故かとても、欲がないというか、自己申告させたら、なんと月額500円でいいとか。

ゼロが一つ少ないけどいいのか?と思いつつも本人がそういうならばと、高校に入って9ヶ月一月500円で過ごしています。
もちろん、お年玉の力が大きいですけど。通っている通信制の学校は、町の繁華街にありますし、コンビニが周りにいっぱいありますし、オタク心をくすぐるお店もいっぱいありますし、すぐにねを上げるかと思っていましたが、大丈夫でした。

足りないおこづかいをなんとかしようと、彼が出してきた戦法は、『値上げ交渉』ではなくて、昔していた、
おこづかい=お手伝い作戦
でした。

そのおかげで、高校時代のお手伝いリストにも、ゴミ出しとマッサージが乗っているのです。
あいかわらず、ゴミは一袋10円、マッサージは30分50円です。
親としてけち過ぎるかもと思うのですが、息子がそれで言いというのですから、まあOKですよね。

我が家の仕組みとしては、本の類は全部わたしが購入していますので、息子がおこづかいで必要なものは、文房具、コンビニなどでのちょっとした飲み物食べ物、お友達と遊びに行ったらその経費、そしてゲーム関係。

長年おこづかい帳をつけていますので、お金に関しての先の見通しは付けられるようになっています。

お手伝いとおこづかい。
なかなかといいシステムだったなと、今ごろになって過去の自分に感心しているわたしなのです。



まとめとして、尾木ママと東大ママの話に戻ります




さて、ここまでダラダラと我が家のお手伝い内容を書いてきましたが、一番初めに触れた、

『子どもにお手伝いをさせるさせない』の問題定義。


先のおふたりとは少し違う形で、わたしは『お手伝い大賛成派』です

但し、お手伝いはさせるものではなく子ども自身が興味を持つのが絶対条件。
もちろん親が興味を持ってくれるように努力するのはありだと思います。


そして、『失敗はどんどんしたほうがいい派』です

失敗したあとは必ずその子の成長や性格に合わせたフォローが必要。
ほんの少しの失敗で、ガラスが粉々に砕けるように、心が粉砕してしまう子も中にはいますから、失敗も最小限ですむように細心の工夫が必要と思います。


勉強については『子ども自身が必要と思ったときからはじめても遅くない』と思っています

これはちょっと親にとって度胸がいるかもしれませんが、心が不安定な時期とか、まだ成長がいたっていないときには勉強の意味を子ども自身が理解できません。
中には勉強が好きな子(得意課目の凸凹があったにしても)も発達障害の子には多いと思うのですが、我が家の息子のように、ほとんどの科目が大嫌い。音楽も、習字も、準備をするのもいや!といったタイプの場合は、何年もかかりましたが、自発的に学ぶ姿勢ができるまで待つことは大切だと思います。

いつかは学びはじめます。
*二次障害がひどかったり知的に問題がある場合は自主的には難しいかもしれません、やはりその子その子にあった方法でということだとおもいます


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長くなりました。
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2015年11月16日

通信制高校について、少し書いてみました。



息子が通信制高校に入学してはや7ヶ月が過ぎました。

先週は第五回目のレポート提出の締め切りでしたので、本人はもちろん、家族総出でサポート体制に入っていました。
いいかげん、締め切りぎりぎりにならないとエンジンがかからない性質なんとかならないかなあと思います。


今日は通信制の高校ってこんなとこ?を息子の経験を元に書いていきます。

不登校や発達障害のお子さんが知りたいなあと言うことがかければ思っています。



通信制高校のシステム



通信制高校のほとんどは単位制である(例外があるかもしれません)
基本は自主勉強
単位をとるためにはレポートの提出(問題集のようなもの)
各期末の試験を受ける
スクーリング(対面授業)


となります。
学校の特色として、

週五日通える高校も多い
制服がある(服装自由なところが多い)
サポート体制がしっかりしている学校がある(多くは私学)
スクーリングが年に一度の形で合宿のような形で行われるところも多い
学校行事が充実している(参加は強制ではない)
勉強以外のことを学べる学校もある
(美容師、調理師、ペット関係、福祉、マンガやイラスト、演技、ダンス、音楽など)



息子は、勉強は嫌いで苦手ですが、その他の専門学校で学べるようなことを高校で学びたいと、そこに注目して現在通っている通信制の学校を選びました。
なにより、いつでも通えるスタイルが、睡眠の乱れやすい息子にはぴったりあっていたこともあります。
(出席日数などは単位を取得するのに必要な項目ではない)

もちろん、単位を取得して卒業することは簡単ではありません。
なんというか、そこそこ大変なのです。

ここからは、通信制高校のシステムを一つ一つご紹介します。



レポートって何?



学校のスタイルなどで変わりますが、基本は自宅学習。
NET学習や対面学習(サポート校)などで、教科書から自分で学習します。
そして学校から出された問題集の形式をとったレポートを提出します。
これが合格点にたっしていなければ期末のテストを受けることができません。
(再提出できる場合もあります)



正直レポートの問題はさほどむつかしくはありません。
勉強が好きな子でしたら、一日でやり終えることができるくらいの内容です。

息子の場合、小学校二年生からの不登校であり、もともと勉強が好きなタイプではないので、レポートを締め切りまでに提出することがとても大変です。

すでに前期と後期あわせて五回の提出があったのですが、余裕を持って提出できたことはありません。いつもぎりぎりになって焦って作成しています。

レポート提出の特色としては、郵送で消印日が間に合っていればOKというところでしょうか。
日付変更間際に郵便局に駆け込むことも過去二回ありました。
これはなかなか見守る親もしんどい。あたり前ですが、かわりにやってあげることはできませんからね、ひたすらフォローに徹してエンジンの調子を見守るくらい。
息子の場合、気を許すと眠ってしまうのでそれを気をつけるという仕事もありますが…(過眠症のため)

ある程度先の見通しが立てれて計画性のある子ならあまり問題はないかもしれませんが、息子にとっては大きな難題です。

問題内容は、前記したとおりとても簡単ですが、勉強慣れしていない子だと、レポート一枚に何時間もかかってしまうこともあるでしょう。

教科書をきちんとチェックできればすらすらと解けるはずなのですが、これがむつかしい。

特に「数学」こればかりは積み上げの学習なので、小中学校の基本ができていないとなかなかしんどいです。

我が家の場合、息子の数学は家族総出で家庭教師にならないとひとりではとても無理です。
結構大仕事です。
簡単と言っても、高校の数学ですから(数T)

もう一つ小中のおさらいのようなほんとに簡単な数学じゃなくて算数のレポートもあるのですが、掛け算や割り算の筆算があるような問題。
これ、小学校の授業を普通にやっていれば何の問題もない内容なのですが、息子にとってはものすごく大変なようで、ヒーヒーいいながら解いています。
面白いことに、数Tの因数分解のほうが簡単に解けています。
たしかに、割り算や掛け算の筆算って何のためにあるのだろうと首をかしげる部分もあるのですが、ここまで算数ができないんじゃ、学校に行っても面白くなかったろうな〜といまさらながらに思うわけなのです。

ほかの科目でも、内容が簡単でもメンドクサイ程度には問題数も問題の質もそこそこありますので、勉強が好きな子以外はあなどると大変です。

計画的にこなしていかないと、意外とこのレポート提出はしんどいです。

でも、このレポート提出で計画的に物事をこなしていくこと、締め切りをきちんと守る。などということが身についてくれると、将来この経験がとても役立つのではないかと思うのです。



期末試験はどんなかんじ?



息子が通っている通信制高校は前期後期の2回に分かれています。
多くの通信制高校がこのタイプです。

息子も生まれてはじめてかも知れない試験勉強をし、いどみました。

合格点を取らないと、単位を落としてしまうからです。

学年制と違って単位制ですから次年度また同じ科目を習得すればいいのですが、できればするりと合格したほうがいいですから。

幸い息子の学校の試験はそれほどむつかしいものではありませんでした。
ある程度の勉強をきちんとしていれば、何とかなる程度。

そんなわけで、前期の試験は無事合格点をいただくことができました。
それも想像以上の点数をいただくことが出来て、息子本人もわたしも驚いてしまいました。

中学時代の定期テストがわりと難しい内容で点数を取るのが大変な学校でしたので、そこでつちかったものが、ここで花開いた?などと感じています。

学校へほとんど行けない不登校生でしたが、試験はできるだけ受ける体制でいてよかったです。
テストに対する恐怖や不安になれる事が出来ましたし、テストの内容が難しいので、問題の趣旨をきちんと読み取るという、テストなれも出来るようになっていたからです。

どんな経験も無駄ではなかったなあと思います。
もちろん、試験を受けられるサポート体制がしっかりできていたから、挑戦することができたのですけどね。
(特別支援級で、少人数あるいは一人で試験を受けることができたのです。周りを気にせず自然体で試験を受けられたことが、のちの結果に結びついたのだと思います)

こういうことを考えると、小中学校での厚いサポートは、のちの成長にとても役に立つことは間違いないと感じずにはいられません。



スクーリングはひとつの山場




スクーリング(対面授業)。
公立の通信制などは、月に数度のわりで行われるところが多いようです。

一方私立の通信制高校は、年に一度合宿のような形をとって、集中的に対面授業を行うところが目立ちます。

どちらにしても不登校だった子にとって大きな山場であることにはかわらないと思います。

たまのことだと思ってがんばるか、年に一度だと思ってがんばるか。

私立の通信制高校ですと毎日週に五日登校できるスタイルもありますので、それがスクーリングの代わりにならないのかと素朴な疑問を持っているのですが、通信だけの生徒もいるので学校としてはきちんとスクーリングを設けるということなのだろうと思います。

息子の学校でも六泊七日の合宿形式でスクーリングが行われました。

結構ハードなスケジュールで、授業中の態度も結果に反映されるようで(居眠り、無駄口、そよ事など)過眠症の息子にはかなり厳しいハードル。(居眠り以外は超がつくくらい真面目な子なので問題ないのですが)
スクーリング前に担任の先生と面談をして、アレコレ支援をしていただきました。(眠りそうだったらすぐに起こせるような席にしていただいたり、朝起きられなかったら宿泊所から授業を受ける学校まで運送していただける準備とか)
中には親が同伴で参加している方もいらっしゃったようです。
(うちは、息子がいやだと言ったので同伴になりませんでした。たすかりました〜)
のこされた親ができることと言ったら朝電話で起こすくらい(普段は電話くらいでは起きない)
なんともハラハラした一週間でしたが、無事問題なく今年度のスクーリングを修了することができました。

本人にとっても、ここでいやだと言って放棄したら単位が取れない!
と言うわかりやすい結果が目の前にあるので否が応でも、がんばるしかない。

息子の場合、自分が行きたいといって選んだ学校であると言うことが一番の動機だと思います。
これが、親からせめて高校くらいはとかでいかされていたり、自分自身でもどこか行かなければと言う思い込みで通っていると、少ししんどい目にあうかもしれません。



通信制高校は自分でやるかやらないかがハッキリしている学校形態です。

私立の高校ですとサポート体制がしっかりしているところもありますが、やり遂げるのは全部自分の力です。
まあそれは普通高校でも変わらないんですけどね。

不登校であったり、発達障害が元で人間関係に疲れ果てていたり、そんな子達でも自分の将来を見つめ、自分のがんばり次第で道が開ける通信制の高校と言うのはなかなか魅力的なところだなあと感じています。

早い時期に高校の先を考えるよいきっかけにもなるのではないでしょうか。


なによりも、通信制高校を選ぶには、自分(こども)にあったところを探すのが大事だと思います。
同じ不登校でも、似たタイプの子が通う。
発達障害の子も似たようなような子が通っているところ。

体験入学や説明会など何度も足を運ぶと学校の色が見えてきます。
その中から自分がいいと思うところにきめるとよいのではないでしょうか。


*参考*
通信制高校ナビ
通信制高校えらび応援サイト
学びリンク・通信制高校サポート校合同相談会←我が家も足を運んでみました。一度に数校の説明が聞けるのでたすかります

通信制高校があるじゃん! 2015~2016年版 -
通信制高校があるじゃん! 2015~2016年版 -
2015~2016年版 全国通信制高校案内 -
2015~2016年版 全国通信制高校案内 -
公立通信制高校を100%活用する方法 (YELL books) -
公立通信制高校を100%活用する方法 (YELL books) -


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posted by はるぼん at 18:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | ちびぼん〜高校生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月12日

発達障害の二次障害とその子の好きをのばすこと



発達障害の二次障害とは



発達障害の診断がおりるのは、3〜4歳の幼児の時期が理想といえば理想です。

ここで、診断までは行かないグレーゾーンといわれたお子さん。またはまったく見逃されてしまったお子さんは、悲しいかな、二次障害などの問題が起きてから発見されることが多くあると思います。

二次障害に陥ってしまうと、回復までの時間はとてもとてもかかってしまいます。

だから早期発見早期療育がよいとされているのだと思うのです。

簡単に二次障害のことをお話すれば、それは大人のうつの状態にとても似ていて、子どもが本来あるべき、生きる力や輝きが失われてしまった状態。と想像していただければご理解いただけると思います。

二次障害の現れ方は、年齢や成長の度合い、その子本人の性格によっても、さらされている問題点によっても異なってきます。

我が家の場合は、

日中は死んだようにおとなしいほとんど話をしない。
夜は眠れない、眠ったとしたら夜驚症。
自分の体毛を抜いてしまう抜毛症。
あたり前のように学校へは行けない。
この当時の記憶がほとんどない。


こんな感じでした。

反対に暴れるという形で症状が出る方もいらっしゃると思います。

自分の意思をまったく見せない、見ようによっては、おとなしい人形のような子どもだったので、しっかりしつけをなされた、よい子ども、わがままを言わない子ども。というように見られることが多かったです。
(専門家はさすがに見破ってくださいましたが)

二次障害が起きる前の息子は、お気楽で底抜けに明るくて、ギャグを言ったりおどけた格好をして人を笑わせるのが好きな子どもでした。
人前にたって、何かをするのも気兼ねなくできる子で、保育園の劇では主役に立候補してその役を下手ながらもちゃんとこなしていました。

発達障害的に言うと、むかしは、積極奇異型だったような気もします。(遠い昔過ぎて忘れてしまいました)

二次障害を患ってからは、誰が見ても立派な受動型。
自分の思いはほとんど口にしません。

二次障害になったのは7才小学校二年生。
現在は16才高校一年生。

信頼できる人の間では、自分の思いを口に出すこともできますし、それに向かって努力することもできます。
やっとです。

しんどい思いは、中学二年生まで続きました。
が、年々少しずつ成長していってたのですね、それからは、みるみる元気になっていってくれました。



子どもが二次障害に陥っている間に親ができること



親ができることって、くやしいけれどほとんどないんですよね。
ただひたすら待つ。というのが我が家のパターンでした。

もちろん、通院や療育やカウンセリング、家の中でのすごし方の工夫、学校との対応などはできますが、それも一定期間を過ぎてしまうと何だか同じことの繰り返しのような気がしてきて、待つ時間の長さが永遠のものと感じてしまっていたということもあります。

焦りがなかったといえばうそになりますが、親のあせりはそのまま子どもは敏感に感じ取ってしまうので、二年目くらいにはずいぶんと慣れてきて、焦らずにすむようになりました。

そうすると、ただただ不安だった子どもの将来のことも、だんだん見えてくるようになりました。
まずは中学進学をどうするのか?その先は?というように、いろいろな道を模索できるようになって、みんなと違った道もいろいろ探せばたくさんあることを発見できて、だんだんと安心感も出てきました。

その間も息子はひたすらお人形のような状態でしたが、少しずつ変化は見られるようになりました。
むかし好きだったもの、アニメやゲームなどで自分がほしいものが出てきたのです。
まだまだ言葉で人に告げることはできなかったのですが、ゲーム屋や本屋に行くと、自分で自分のほしいものを選べるようになったのです。

もちろん親は選んでいる間、口を挟まずひたすら待ちです。そこそこ苦行です。

その時期が過ぎると、今度は自分ひとりで好きなものは買いにいけるようになりました。
はじめは何を買いたいのか選ぶために店に足を運ぶ。
買いたいものがあると親に告げる、買いたいという報告です。(ゲームなどは自分のおこづかい、お年玉などをためたものから購入していました、本は親が買ってあげていました)そして、自分で買いに行く。

ここまでくると、後はほかの日常のちょっとしたものでも自分の意思をいえるようになってきました。

親はできるかぎり子どもの意思を尊重するために努力しました。
いま思うとこの時期の、見るからに甘やかしが、のちによい結果となって現れてくれました。


食玩を捜し求めて、近所のスーパーからコンビニから2時間くらいかけてあちこち歩き回ったこともありました。

見たかった映画が見れなくて、翌週すぐに予定を変更して見に行ったり。

今では懐かしい思い出です。

二次障害からの立ち直りの時期は、手一杯目一杯、親が手をかけ目をかけてもいいとわたしは思います。
それが、よく言う、単なるわがままな子に育ったり、そういう環境をそのまま誤学習したりなどということは、そのまま放置でもしない限りありえないと思っています。

このもが立ち直る度合いに応じて、親も少しずつ手を離していくのです。ただ、子どもには安心感だけしっかりと持たせて。

この時期もまた長いのですよね、よくなったと思ったらまたちょっとしたことで落ち込んだり。

でも、ずっと同じところにはいません。少しずつでもちゃんと成長します。

待ちくたびれてしまいますが、とても長いですが、しっかりと安心感を与えてまっていれば、ちゃんと一人で道を歩いていくようになります。

もちろん、これは我が家の話。

それぞれのご家庭にあったやり方もあるでしょう。

ただただ、共通することは、安心感とじっと見守って待つ。ということだと思います。

これが親のできる一番大切なことじゃないでしょうか。



専門家の力をどんどん借りましょう助けてもらいましょう



発達障害や子どもの精神の専門医や、臨床心理士、そしてお薬。

学校関係は、通っている学校との密な連絡(特に管理職との)、地域の教育センターなどで行われている催しや療育。通級指導教室。

介護職の事業所やヘルパー。

お稽古事もやりました。ピアノとそろばんと空手。
そろばんはすぐにやめました。やはり勉強に近いものは苦手意識と恐怖が強かったようです。
ピアノは小学校卒業まで続けました。何度か発表会にも出ました。
空手は、今でも一応続けています。筋トレ好きな高校生になっています。

嫌だといったらどれもすぐにやめる予定でしたが、やめるにいたったのはそろばんだけでした。おもしろいものです。

学校以外の行き場。
これを作ることも大事なことだと思います。
それにはその道の専門家の力を借りるのが一番。


最後にお薬のことも少しふれておきます。

子どもに精神のお薬を飲ませることに不安を感じないおやごさんはいないと思います。

それでも、発達障害そのものの負担を軽減させるお薬や、二次障害のつらさを和らげるお薬は、子どもにとって必要なものだと思っています。
年齢が上がってきたり精神的に落ち着いてきたりすると、自分で薬をちゃんと飲むようになります。(間違っても依存じゃなくて、必要なときにちゃんと飲めるという意味です)
それは薬のメリットをちゃんと自身が理解しているからだと思います。

中学生や早い子ならば小学校の高学年になれば、薬の副作用などのデメリットの話も出来ると思います。

子ども自身がしっかりと薬のことを把握するのは大切なことと思います。

幼い時期はおやごさんも不安でしょうが、専門医の指示に従ってきちんと服薬することで、発達障害の辛さや、二次障害のしんどさを軽減できるのならば、それにこしたことはない。

我が家も、ずっと薬を飲み続けています。

ドクターはそのときそのときに応じた処方をきちんとしてくださいますし、親もその薬のメリットデメリットをきちんと調べます。

まだ15才(もうすぐ16ですけど)なのに、そこそこたくさんの種類のお薬を経験しています。

お薬にもしっかりと助けてもらいました。


子どもの笑顔がみえてきたら



そこから、好きなことや、得意なことをいっしょに見つけていくといいと思います。

虫が好き、電車が好き、ゲームが好き、アニメが好き、漫画が好き、数字が好き、レゴブロックが好き、子どものころに遊んだものの中で、きっと何か見つかるのじゃないかと思います。

年齢が高くなったから、おもちゃで遊ぶのはちょっと…とか考えずに、好きなことを好きなだけやらしてあげるといいとおもいます。(もちろん家庭のルールに従ってです)

そういった好きなものや好ましいと感じるものの中で、きっと将来の道に繋がる何かが生まれると思います。

それがそのまま形にはならないかもしれませんが、そのとき培ったものが、経験が、将来への道に繋がっていくのです。

わたしはそんな風に考えていますし、いま高校生の息子は、自分の好きなことを極めるために、高校もそれができるところを選び、無事に入学して、ぼちぼちながらきちんと通っています。

卒業後の進路ももうすでにある程度決めているようです。



講座 子どもの心療科 -
講座 子どもの心療科 -



最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。
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