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2008年05月30日

おとなしい受動型の子どもは、音もなく壊れていく・・・


来週の土曜日は、運動会です。

どうやら・・・・

ぼん君は・・・

運動会が大嫌い!なようです。。。


今年判明したぼん君の心の中・・・・・・


一昨年1年生の時のぼん君。

ルンルン運動会♪2006年06月04日

この頃は、まだ、一生懸命でした!
運動があまり得意ではないのに、かけっこを頑張るとはりきっていました。
運動会の話もいろいろしてくれていたっけ・・・


そして、去年2年生の時のぼん君。

にがいは美味い!運動会だ〜〜〜〜
2007年06月08日


ゴーヤのフライなんか作って喜んでいる場合じゃありませんでした!
この去年の記事にもちゃんと書いてありました。。。
「受動型のネックなところ・・・」と・・・・

かけっこや、リレーの話をしなくなったのは、あきらめたのではなかったのです。




今年運動会の練習がある時間、練習のある日・・・になると、とたんに調子を崩すぼん君。
今週などは毎日が運動会の練習・・・・

一度も練習に参加していません。

どうしても、嫌なんですって。。。。

運動会なんて大嫌いなんですって・・・・

去年もものすごく嫌だったんですって・・・

ずっとずっと我慢してたんですって・・・


この記事には書いてありませんが、去年の担任はこの運動会のぼん君の様子を、こんな風に言ってました。

「どうです?お母さん、ちゃんと普通にやってますよ〜」
「普通に並んで普通に走ってますよ〜〜」

なんてね。

思えば、これが、この先生何か変・・・と気付いたはじめの言葉でした。
どういう指導をしてくださっていたんでしょう・・・・

運動会と言う、ただでさえ自閉症児には負担の多いイベント。。。。

見栄えをとにかく気にする先生でしたから、必死で、ちゃんと並ぶ事、ちゃんと走る事、ちゃんと前を向いて応援する事・・・
を、指導してくれたのかもしれません。。。

受動型のぼん君は、やらねばならぬ事と、必死でやっていたんでしょう。。。。
1年生の時は、個性丸出して、応援すべき所も、後ろを向いていたり・・・
準備運動も、トンチンカンだったり、正直とっても目立っていました。

去年は、そういうちょっと変だぞ、この子・・・と言う、奇妙な動きはありませんでした。
ああ、成長したのかな〜〜なんて思ってもいましたが、、、

違っていたのです。

すべて、自分を押し殺して、我慢に我慢を重ねていたのです。


今年になって、急激に自分のことを話してくれるようになったぼん君。
去年そんな風に我慢してた事、気付いてあげられなかった自分に、ほんとうに悲しくなってしまいました。。。。




受動型のおとなしいタイプの子は・・・
すべてをそのまま受け入れがち・・・

そして、音もなく、壊れていく。。。。。



ぼん君の調子がおかしくなったのはそれから、1月ほどでした。
眠らない。
夜叫び夜暴れが始まり・・・
体重も減り始めました。

その頃から、お友達の言葉に過剰に反応し始めたのでしょうか?
陰湿ないじめ・・・と取れることも増えてきました。

授業は全く聞いていない。
配られたプリントは、ぼん君を通り越して後ろへ回される・・・
あまって、あしあとのついたものをランドセルにグチャグチャに突っ込まれる・・・
だいじょうぶ?
の声かけも無い。。。

ぼん君のする行動はすべて、おかしな子どものやっていること。
ぼん君の言葉には意味不明な事が多い。
だから、ぼん君の言葉は無視しても良い・・・・

自然とそういう流れになっていたようです。。。

仲良しのお友達さえ、助けてくれなくなったようでした・・・・・

(ぼん君の周りには、世話焼きの女の子が常に配置されていましたし・・・)


何だったんでしょうね・・・


抜毛行為が始まったのは、それからすぐの事でした。
体中の毛を抜き、
まゆ毛もなし。
まつ毛もなし。
髪の毛は・・・無事でした(笑


大好きなお絵描きもしなくなりました。
お絵描きしても、まっ黒に塗りつぶす事が多くなりましたし・・・
(今でも、以前よりはましになりましたが、あまり書かなくなりましたね)


自閉症児は、悪い記憶が残りやすい。
トラウマを抱えやすい。
本当に、身に沁みて感じています。

さて、

この後、ぼん君はどうなっていくのでしょうか?

現在、自分の気持ちを表に出す事をし始めました。
それも急速に!
運動会の事もそのお陰で伝える事が出来たのです。

まるで、反抗期のように、何もかも質問攻めです。
何かをやる事には、常に質問・・・

答える方は大変ですが、納得しないとやらない・・・
これは大切な事だと思うのです。

自分が納得してやった事ならば、誰の責任でもない、己が決めた事。

それを理解し始めたのだと思います。


今年の担任の先生は、子どもたちの自主性をとても認めています。
そして、何故なのかをとても丁寧に話してくれます。
子どもたちに理解させてから、行動させています。
これが、ぼん君にも響いているのかもしれません。


自分が分かるまできちんと伝えてくれる。
そこに生まれる安心感・・・・
子ども自身の考えや個性を認めてくれ、その上でいけないことは指摘し、良いことは手放しで褒める。
自然と皆、優しい笑みがこぼれてきます。


その中でぼん君はゆっくりと、過去の嫌な記憶を書き換えています。
自分で考え納得した行動で・・・・

今はとんでもない、わがまま坊主状態です。
(学校早退する遅刻する気に食わない授業はさぼる・・・)
だけど、去年と違って自主的にしているのです。
まずはそこを褒めてあげたい。
次のステップに進む前にね・・・安心感と、肯定感をいっぱいエネルギーにして。


ぼん君の場合、こうやって、表現し始めてくれた(反抗し始めた・・・とも言いますが・・・)だからこそ、彼の心に気付く事が出来ました。

これが、ぼん君よりもずっとずっと大人しい受動型の子どもは・・・
どうなんでしょうね?
ずっとずっと我慢したまま、生きていくのでしょうか?
大人の言う事を聴く聞き分けの良い子・・・
トンチンカンな事をしても、次に指示にはちゃんと従える良い子・・・
人に迷惑をかける行為をしない良い子・・・

的確な指示さえあれば・・・
大人になって、きっと立派な社会人になるでしょう。
その可能性は高いと思います。

ぼん君、が選んだ道は、きっと、険しい道だと思います。
自分で切り開かねばならないのですから・・・・

これは自閉症子育てで、分かれる道だと思います。
どちらが、子ども自身にとって幸せな道なのか・・・


それは、
わかりません・・・・





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この記事へのコメント
子ども時代から無理な我慢を重ね続けて成長していくと、成人してから大変なことになる可能性が高いです。壊れた心のままその後何十年も大人時代を過ごすのは残酷なことです。
あなたの子が成人してから一人で生きていけるように、今こそサポートしてください。お母さんも子どもも、無理な我慢はやめて、適当な忍耐力で。お子さまが幸せな人生を歩めるよう、お祈りしています。
Posted by りんご at 2011年12月27日 23:16
♪りんごさん♪

コメントありがとうございます。

この記事を書いたのは3年前ですが、書いた内容はほとんど変わっていません。
やはり、自閉圏の子どもが無理をするのはNGだと思います。
知らず知らずの内に我慢がわからなくなっていくでしょうし、限度なく我慢し続けるでしょうし、体か精神科両方か壊すのが見えていますから。

人には育て方が甘い。と言われる事もありますが、子どもだからこそ今ゆるゆるとして育てていかないと、子どものころに培う土壌が出来上がらずに育ってしまいますから。(と思っています)

適当な忍耐力。
いい表現ですね、息子にも教えてあげようっと^^ありがとうございます!
Posted by はるぼん at 2011年12月29日 23:23
昔の記事にコメントすみません。
私はおそらく発達障害の、成人女性です。
私もおとなしい子供でした。

>的確な指示さえあれば・・・
大人になって、きっと立派な社会人になるでしょう。
その可能性は高いと思います。

大人になってから、的確な指示を貰いつづける事ができるという予測は、現実ばなれしていると思いました。
大人になれば、健常者だって自分のことで精いっぱい。
赤の他人に丁寧的確な指示を送り続けられる人なんているでしょうか。

相手だって人間です、相性もあるし、機嫌の悪い時もあるでしょう。
ぼんくんだけでなく、誰もが通る険しい道だと思いますよ。
とても気になる意見だったので、コメントいたしました。
Posted by がおり at 2016年06月03日 23:49
かおりさん>

コメントありがとうございます。返事が大変おくれてしまい申し訳ありません。

>>的確な指示さえあれば・・・
大人になって、きっと立派な社会人になるでしょう。
その可能性は高いと思います。

>大人になってから、的確な指示を貰いつづける事ができるという予測は、現実ばなれしていると思いました。
大人になれば、健常者だって自分のことで精いっぱい。
赤の他人に丁寧的確な指示を送り続けられる人なんているでしょうか。

世の中は厳しいです。まったくおっしゃるとおりだとわたしも思います。だからこそ受動型のASDの子の将来はとても大変だと思います。

現在息子も高校二年生になりまして、ちゃんと反抗期も無事向かえ、何とか受動型からきちんと自分の意思を表現できるようになって来ました。(まだまだ自分の思いをすべて言語化するのは難しいようですが)親としてちょっと安心しております。

社会に出るまでは、学校という良くも悪くも世界の中で守られて生きていくことはできますが、一歩外の世界に出るとそうはいきませんものね。
障害者差別禁止法で合理的配慮が企業などにも求められるようになりましたが、それですべて解決するなんてことはまだまだ夢の夢ですから。

いま小さな受動型のお子さんを育てている方に、一つの目安としてお子さんの意思をできるだけ表に出せるような工夫をゆっくりとでいいからしていかれると、将来安心できるのではと思っています。

この記事は、検索回覧数が多い記事なので、かおりさんの今回のご指摘は方向性としてとてもよいものだと感じています。
貴重なご意見ほんとうにありがとうございました。

Posted by はるぼん at 2016年06月10日 18:48
僕は自閉症の世界のことはわからないのですが、パラリンピックなどの華やかな舞台で活躍する障害者やそれを支援する人々が大きく取り上げられることで、おとなしい、我慢に我慢を重ねるタイプの障害者に対する偏見がむしろ強まるのではないかという危惧です。

自分の状況を伝える意思や能力のない障害者はそれ相応の理不尽な扱いを受けることに同意しているとみなされる世の中になってもいいのでしょうか?
Posted by ぴーぷるぱーぷる at 2016年06月12日 19:26
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