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2016年01月07日

睡眠障害について思ったこと気づいたこと

発達障害と睡眠障害




発達障害の子どもたちには、

緊張していなければいけない場面で寝てしまう
  お葬式や結婚式、入学式などで、眠り込んでしまう。

ストレスを受けた後、倒れたように寝てしまう
  初めてのことや普段と違ったことなどがあったあと、スイッチが切れるように寝込んでしまう。



といった、傾向があるお子さんがあります。

(もちろん大人でもあります)



Twitterで、たまたまそういう傾向があるご家族の話が流れて(たいぶ時が過ぎてしまいましたが…)過眠系の睡眠障害のはなしがチラホラ。

我が家の場合も、発達障害の影響で、緊張したり、その緊張が解けると倒れるように寝てしまう。と思っていましたが(それもあると思うけど)睡眠表をきちんとつけ、しっかりと睡眠外来で調べたら、過眠症(ナルコレプシーの基準を全部満たしていない、たぶん診断名をつけるとしたら特発性過眠症)でした。しかも親子そろって!

息子ちびぼんの小学生時代の同級生は、ちびぼん=いつも寝ている という図式が出来上がっていたようです。

ナルコレプシー系の過眠症は思春期以降がピークとのこと。
それでいくと、子ども時代のいつでもどこでも寝てしまうというのは、発達障害の影響も大きいのでしょうね。

専門的に調べてもらうまでは、ずっと『概日リズム睡眠障害』として、薬物治療をおこなってきました。
*睡眠医療プラットフォーム(概日リズム睡眠障害)



発達障害の子は『概日リズム睡眠障害』になりやすい?




4) 自閉症スペクトラムにおける睡眠障害の分子基盤と概日時計

概日リズムは、外部環境の変化を予測し内部環境をそれに適応させながら整える、動的恒常性維持機構として重要な役割を果たしている。近年、その破綻である概日リズム障害は、さまざまな疾患リスクの上昇と相関することが明らかになって来ている。しかし、その中にあって、自閉症スペクトラム障害および関連疾患といった小児期の脳機能発達障害については、睡眠リズム障害を高率に合併するなどの状況証拠が数多く積み上げられているにも関わらず、病態メカニズムはほとんど分かっていない。また、睡眠障害自体も患者本人のみならず介護する家族のQOLを大きく損なわせて実質的な負担となる症状であり、メカニズムの解明と治療法の確立が待たれる重要な研究課題である。


*研究テーマ | 京都府立医科大学 生理学教室 統合生理学部門より引用させていただきました


他にもADHDに関して

susumu-akashi.com

こちらの記事でわかりやすく説明されています。



いずれにしても、発達障害と睡眠障害の関係性はまだ研究中であり、育てている親御さんの観察と本人の表現しだいで睡眠の状態にスポットが当てられるかどうかも変わってくると思います。

一般的にも様々な誤解や間違った情報で対処されてしまうことも多いのではないでしょうか。

(睡眠障害は、怠けでもなく不規則さだけで起きるものでもありません)



睡眠障害かもと思ったら



睡眠表をつけることをおすすめします


   まずは最低二週間。
   お子さんの場合、親御さんが寝ずの番までしなくともできる範囲で。
   本人であれば、スマホのアプリなどを利用すると記入しやすいです。


下記のリンクは、 各特色を持った睡眠表をダウンロードできるサイトです


kaminsho.com 
*過眠症等ロングスリーパーや日中昼寝をする人向き↑


www.m3.com
*うつなどで不眠型の人向き↑


www.nhk.or.jp
*小児向け↑


睡眠表を枕元においていちいち記入するのは大変!睡眠アプリを使えば日中にまとめて書くことができますね。


www.ssp.co.jp
*製薬会社のアプリ。猫ちゃんがかわいいです(iPhone,Android,OK)↑


www.appbank.net
*睡眠日誌としてチェック項目やメモなどもできるすぐれもの(iPhoneのみ)↑


app-liv.jp
*いびきをはじめ寝言や歯ぎしりの状態も録音できる。睡眠時間の計測ももちろんできます
(iPhoneのみ)↑


app-liv.jp
*睡眠の質をしっかり記録してくれます。数少ないAndroidも使えるアプリ
(iPhone,Android,OK)↑わたしも使っています



睡眠の状態を箇条書きにまとめましょう

△睡眠導入剤など薬を服薬しているかいないか。服用していたらその内容(お薬手帳などを利用)
△不眠はあるかないか。
△寝入りは良いか悪いか。
△中途覚醒や早朝覚醒はあるか。
△日中の眠気はあるか。
△寝ているときの状態(悪夢を見る、金縛りにあう、熟睡中に手足が動いている、夜尿などなど)



こんなお助けサイトもあります
sleepmed.jp
登録が必要ですが睡眠に関しての詳しいチェックができます。
専門医にかかるときそれをプリントアウトして持参するとよいと思います。




いざ専門医(睡眠外来,睡眠科)へ



jssr.jp
学会認定医と認定機関のpdfファイルがあります。
まだ全国的に数が少ないですが、詳しい検査などはこういった機関でないと出来ないと思われます。


かかりつけの精神科や心療内科などがあれば、そちらとよく相談し、紹介状を書いていただいてから、通院なさることをオススメします。





不眠・過眠・概日リズム睡眠障害・睡眠時随伴症、他

一言で睡眠障害といっても、いろいろな症状、いろいろな原因があります。
かなり詳しいところまで解明されてきてはいるようですが、まだまだ不明な事柄も多いようです。

息子とわたしが通っている睡眠外来の主治医は、発達障害のお子さんから大人の方まで診ることが多いそうです。
つまりは、発達障害の人で睡眠障害を患っている人が多いと捉えてもよいかもしれません。(根拠となるデータなどはわたしは見てはいませんが)
医療機関のほうで、発達障害者を専門に診る体制がとられているということは、現実として発達障害者が多いのでしょう。そして、たぶん、発達障害者の睡眠障害は単純な落とし所がないのかもしれません。

我が家の場合だけでも、息子は乳児の頃から平均以上の睡眠時間はとっていましたが(実によく眠りました)夜中に真っ暗な中ひとりで起きだして、ひとり遊びをしていることもありましたし(眠る時間はめちゃくちゃでした)小学二年生時に学校とのトラブルで二次障害になったときは、夜驚症にもなりました。その後は、ただただひたすらよく眠る小中学生。一日10時間以上は必ず眠っていましたが、夜眠れなかったり、早朝覚醒したり、まったくリズムのおかしな睡眠状態でした。(だから「概日リズム睡眠障害」の治療をしていたのです)

親のわたしは、幼い頃からいつでもどこでも眠れる子でしたが、睡眠の状態はいつも浅く熟睡感を知らずに育ちました。思春期の頃などは人並みに徹夜などもしましたが、そのころから市販薬に頼ったりしていました。
大人になってもどこでも眠れる体質はそのままで、よく電車の中で寝込み、井の頭線を何往復したこともありました。バスなどを待っているとたったままで眠ってしまい、後ろに並んでいる人に起こされたりもしていました。夢をひじょうにたくさん見、それがほとんど悪夢でありとてもリアルで、五感があります。基本は明晰夢で、何とか現実との区別をしています。この夢の状態も思春期のころからありました。睡眠時随伴症とも思える、寝たまま動いてしまう。ここ5年ほどは過食もあって、夜中無意識に何か物を食べています。

こんな感じで何か一つの病状ではなく幾重にも重なって、睡眠の障害となっています。

発達障害で睡眠障害の方、こんな感じで何か一つの症状だけでなく多岐にわたっているのではないかと想像します。いかがでしょうか?

心療内科や精神科だけでは、現れる睡眠の症状にどう対処していったらいいか、的確な方法が見つからないかもしれません。
安定剤や睡眠導入剤だけでは、なんともしがたいこともあるでしょう。

睡眠に困り感のある方は、精神科と睡眠科、この二つの分野で自己をお子さんを管理していくことも大切かもしれません。


この睡眠障害と発達障害に関するこの記事を書き始めて一月以上たつのですが、(まとめる力が損なわれていて、なかなか記事として更新できないでいました)昨日たまたま、いつも大いに参考にさせていただいているblog「いつも空が見えるから」(子どもの疲労と発達障害・睡眠障害)にこんな記事が更新されていました。


susumu-akashi.com


こちらの記事は、ブログ主のYukiさん考察なのです。
導入部を引用させていただきます。

最近、さまざまな本を読んでいて、漠然と気になっていたことがありました。それは、解離性障害が、ある種の睡眠障害と酷似していることでした。

起きている間に別人格に切り替わる解離性同一性障害と、眠るとともに別の人格のように行動するノンレムパラソムニア。

寝入りばなに入眠時幻覚を見るナルコレプシーと、起きながら幻視を見る解離性障害。

さらには睡眠不足の子どもがADHDに似る多動症状と、解離傾向の強い子どもがやはりADHDに似る反応性愛着障害。

こうしたさまざまな睡眠障害と解離の共通点を探していくうちに、解離性障害とは脳の一部が眠る、ローカルスリープの睡眠障害ではないか?という着想を持ちました。


睡眠と発達障害、解離性障害この三つの障害の症状は酷似していることが大変多い。(わたし自身の自分の中でかなり混乱していました)
Yukiさんは専門家ではないので、一考察として捉えなければならないのですが、実にリアルにわたしの症状そのもので驚いてしまいました。プリントアウトして診察にもっていこうかなどと考えております。


大人はともかく、まだ自己表現もままならぬ子どもの発達障害。
保護者の観察力がきめてとなります。睡眠の質の向上はそのまま身体的成長にも精神的成長にもつながります。睡眠について学ぶことはとても大切なことですね。


睡眠障害のなぞを解く 「眠りのしくみ」から「眠るスキル」まで (健康ライブラリー) -
睡眠障害のなぞを解く 「眠りのしくみ」から「眠るスキル」まで (健康ライブラリー) - 睡眠障害の子どもたち: 子どもの脳と体を育てる睡眠学 (子どものこころの発達を知るシリーズ) -
睡眠障害の子どもたち: 子どもの脳と体を育てる睡眠学 (子どものこころの発達を知るシリーズ) -
<眠り>をめぐるミステリー―睡眠の不思議から脳を読み解く (NHK出版新書) -
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最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。
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posted by はるぼん at 16:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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