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2015年06月12日

発達障害児の高校選び



不登校、発達障害児の高校選び



息子が高校生になってはや2ヶ月。
息子が選んだ高校は、通常の勉強科目の他に、コース別に選べる科目がある。
それが、高校選びの決め手となったところ。

自分の好きなことが学べる。
自分の好きこと、得意なことが伸ばせる。

このポイントが大きかったです。

2ヵ月たってみて、この「自分の好きなことのためにがんばる」ということがどれほど本人に勇気や力をくれるものなのか、実感できています。

小学校二年生からの不登校。
小中と丸一日学校にいられたことなど、もしかしたら片手もないくらい。
週に多くて二日か三日、遅刻をしていくか早退するかの形で、何とか形だけは学校に行くことができる日がありました。

それが、中三になって、出席日数が足りないと校長推薦がもらえない。
そのことを知らされ、週に四日から五日、なんとか(同じく遅刻か早退なのですが)通って、出席日数を稼いでいました。
それができたのは、行きたい高校がはっきりしていたから。

高校選びを始めたのは、中学二年生から。
いろいろな通信制の高校や、昼間定時制の高校など、多方面から探して、実際にオープンキャンパスに出向いて、本人に自分の高校生になったときのビジョンを考えてもらって、今通っている学校に、しっかりとターゲットが絞れました。
人気校だったので、校長推薦がいただけないと入学は無理だったと思います。
良くがんばって、推薦がもらえるところまでいったと思います。
(通っていた中学は、地元でもレベルが高い中学で、推薦をいただくことが、一つの大きな山場だったのです)

息子の場合、自分の好きなことやりたいことが、ハッキリしていたので、高校選びにはさほど時間がかかりませんでした。だから、二年生からでも何とか間に合ったかな?と思います。
自分の近い将来のビジョンが浮かべることの出来ない子、好きなことややりたいことがハッキリしない子の場合、中一からでも、どのどん説明会やオープンキャンパスに通うとよいと思います。
気持ちが上向きになってきます。
そして、やりたいことや興味を引かれることが見つかるかもしれません。

息子は、通常の勉強がなんともあっちゃっちゃ〜の状態でしたので、普通高校の受験はまず無理だったのですが(行きたくもない工業形の学校や定時制の学校なら行けたかもしれませんが)、勉強が得意な発達障害のお子さんだったら、早い時期からそれを目指して、がんばるのもとてもよいことだと思います。

特別支援級に在籍していると、受験に差しさわりのある地域もまだまだ多いかもしれませんが、いろいろな方法があると思うのです。
中二まで、支援級在籍にして、中三で通常級に移籍してもいいと思うのです。
それは親の意思で決められることですから。(もちろん本人の意思が一番大事ですが、対学校に関してのことです)

支援級での学びも、基本の教科は通常級で学びきちんと評価をいただき、支援級での時間は、疲れた身体を癒す時間に当ててもいいし、通常級の勉強をしっかりと学ぶ時間に当ててもいい。
それは、支援級の担任にお願いすれば充分に可能なことだと思います。

地域差もあるとは思いますが、支援級に在籍していると支援級独自の行事があり、それが結構大変。
息子は一年のときから全部パスさせていただいて、学校に通うという目標で、支援級独自の授業などはほとんど参加しませんでした。
じゃあ何故支援級にいるの?と聞かれそうですが、答えは簡単。通常級で交流(普通に授業を受ける)での疲れを取るため。と、支援級に在籍していることで、学校側に支援を求めやすくするためでした。

純粋じゃあないですよね〜
と、いま。、振り返ってみて思います。
それでも中学三年生の間の支援級在籍は、息子にとって、自分を成長させるよき時間だったと思います。


通信制サポート校



入学してみて分かったことをいくつかまとめておきます。

勉強の遅れはさほど気にしなくても大丈夫でした。
ただ、通信制に必須の「レポート提出」これがそこそこ大変です。
勉強になれているお子さんでしたら、ほとんど問題ない内容なのですが、息子のように長く不登校で、基本の勉強が不足していると、ちょっとつらいものがあります。
内容は自分で充分解ける問題なのですが、何せ時間がかかってしまう。
勉強というものはやはり慣れというものも大切なことで、問題を解くこと自体に慣れていないと、必要以上に時間がかかってしまい、息子は必死になってやっています。

自分の好きなことだから大丈夫なのですが、レポートには、通常の教科以外に自分のコースの課題提出があります。
全部で5科目の課題がありますので、仕上げるのが大変です。
何度も書いていますが、好きなことなので完璧を目指してしまいます。
(これも一種のこだわりといえばこだわりなので、何らかの形に変化してくれればいいなと見守っています)

提出は月に一度くらいの割合。
締め切りに遅れると、単位の修得が難しくなるから必死です。
おかげで毎日のリズムがいままで以上にきちんとしてきました。

もう一つは、年に一度のスクーリング。
これは通信制だからこそある対面授業を年に一度行うというもの。
サポート校なので日々学校に通って、対面授業は受けているものの、あくまでも通信制なので、このスクーリングは必須なのです。
だいたい一週間くらいだと思います。

発達障害の子で、ましてや不登校だと、家から一週間も離れるなど、結構ハードルが高い。
それでもたくさんある通信制のサポート校、かなり手厚く、支援してくれるようです。
息子が通っている学校も、いろいろな方法を提示してくださいました。

一つは親の同行。
これは親としてはかなり安心なことです。
同行される親御さんもそこそこ多いようです。

実はいま、息子はそのスクーリング中なのです。
遠くはなれた北の地で、がんばっております。
何せ、朝起きるということが出来ない体質なので。(過眠症のため)

我が家も、親の同行で…と当初は考えていたのですが、息子と家族会議をして、いろいろな計画を立てて、何とか一人でやってみることにしました。
本当はぎりぎりまで悩んでいたのですが、一人で行かせてよかったと思います。
親が思っている以上に子どもって成長しているんだなあと、感心もしました。

間もなく帰ってきますが、何とか一週間がんばりとおせるようです。
よかったです。
きっとさらに成長して帰って来てくれると思います。


学校選びのポイントとして、似たようなタイプの子が集まる学校がいい



と、わたしは思います。
それにはやっぱり学校見学をしっかりすること。

これは、通信制であろうと、通常の高校であろうと、定時制であろうと同じです。
似たような、というと同じ発達障害の子?というわけではなく、趣味とか、勉強のできる度合いだとか(秀才タイプか天才タイプか等も大きな違いがあると思います)勉強に興味がない場合、目立つところは服装や髪型。派手目が好きな子はそういう学校に集まりますし、地味な子は地味な学校に集まります。

息子の通っているクラスなど、男女の差は何とか分かりますが(わからない子もいる)男子でメガネをかけてるとぜんっぶうちの息子に見えちゃいます。(私がちょっと相貌失認の気があるので余計です><)

学校見学の際、在校生がお手伝いをしているところはとても好感が持てました。その上、在校生の雰囲気もしっかりわかるので、たすかりました。
在校生のお手伝いがない学校は、パンフレットやHPなどから、探るしかないのですけど、よほどの魅力がない限り、選ぶ基準からはずしてしまいました。

在校生の状態がまったくわからない学校には、こっそり、普通の日に登下校する生徒を見に行くしかないですね。(我が家はそこまでしなくても済みましたが)

同じような子が集まる学校。

これはとても大事なポイントだと思います。


夏休みくらいから、オープンキャンパスや学校説明会、体験授業などがはじまります



お子さんの状態にもよりますが、気軽に参加してみることをおすすめしたいです。
いろいろとたくさんの学校を見に行くことだけでも、お子さんの自主性が生まれてくるかもしれないし、自分の将来を明るい方向に考えられるようになるかもしれないです。

また自分が得意だと思っていたことが、井の中の蛙だったことがわかったりもします。
本当に好きだったら、もっと上手になるために努力しようという心が芽生えるかもしれません。ぜひともそういう方向に持っていってあげたいですよね。

発達障害の子だったら、一年生から準備を始めると良いと思います。
本人の状態が二次障害などで落ち込んでいるときは、無理して一緒に見学に行く必要はないと思いますが、親御さんだけで、情報集めとして、色々なところをまわるのがよい手段だと思います。

落ち込んでいるときは、将来のことなど少しだって考えること出来ませんから、無理に得た情報を知らせる必要もないと思います。ただ、自然に見れるところに、さらりと置いておくくらいでいいと思います。

元気な子は、どんどん引っ張り出して、たくさん見学していいところをみつけ、自分に合わないところも見つけ、親子でしっかり感想を話し合ってみてください。
気になるところは二度でも三度でも何度でも、見学に行くとよいと思います。
我が家は全部で両の手で足りないくらい、いま通っている学校の体験入学、説明会にいきました。
学校に顔を覚えてもらう目的もありましたし(ちょっとずるいですよね)何よりも体験授業がとても充実していたからです。
いつも満足して、参加し満足して帰宅していました。

後は校長推薦をいただく努力だけでしたから。
結果が出るまでは苦しかったですが、ちょっと違った形の高校受験が出来てよい経験になりました。


高校の先を考えるとしたら



やっぱり二次障害がない状態の元気な子じゃないと、そんな先のことなど一ミリたりとも考えることはおろか、想像すら出来ないと思います。

親としては、何らかの安定を考えてしまうのも理解できますが、まずはじっくりお子さんの状態を元気にしてから、将来のことを話し合ったほうがよいです。
お子さんを追い詰めてしまいますから。

元気なお子さんでしたら、自分の今も、近い未来も、そしてその先も、順を追って見つめることが出来るようになると思います。(発達障害でもちゃんと成長するのです)
お子さんの成長に合わせて、親も順を追って、先の進路を相談していくとよいと思います。

これはわたしがつよく思うことなのですが、ご家庭によって事情は異なってくるとは思いますが、療育手帳がもらえないレベルのお子さんでしたら、高校卒業と同時に就職という流れは、ちょっと横においておいたほうがよいと思うのです。
出来るだけ子どもが成長していく時間を、学生という社会人よりも支援を受けやすい場で、時間を過ごした方がいいと思うからです。

社会は厳しいです。
障害者枠で就職するならば少し話は違ってきますが、そうでなければ、支援を求めたくてもかなり難しいのが現状だと思うのです。
学生時代にのびのびと自己肯定感をあげるように勤めて、自分にあったこと、自分が好きなことを発見し、それに何とか近い形での仕事が見つかればめっけもん。
自分の好きなことだったら、厳しい社会でも、がんばることが出来るのじゃないかと思うのです。

そのためには、学生時代にしっかりと、心を肥え太らせる。
誤学習を恐れる方も多いようですが、自己肯定感がきちんと育っていれば、誤学習は正せます。
うちの息子の話ですが、自己肯定感が育ってくるとビックリするくらい素直になりましたよ。理解力も深まりました。(現在わたしよりも常識があります><)


こんな学校があったんだ!2015−16年版 -
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通信制高校があるじゃん! 2015~2016年版 -
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我が家の経験を元にしてまとめて見ましたが、少しでも参考になれば嬉しいです。
それではまた〜

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この記事へのコメント
ちびぼん君の自己肯定感が育っていると聞けて本当に嬉しいです
中学1、2年の辛い時期をリアルタイムで記事で見ていましたが
今サポート校で生き生き頑張ってるちびぼんにホッとしています

沢山学校見学にまわられたり、顔を覚えて貰うこと
支援級は普通学級の疲れを癒す為に必要な事
どれもお子さんのステップアップに必要な工程であり
決して『ずるい』事ではないと思います

やたら『誤学習ガー』な方々目につきますが
理解して貰えて自己肯定が持てる環境なら問題ないでしょう
よくそれをすっとばして『とにかく頑張らせる』教室や支援者もいますが
まずは安心できる環境、自己肯定感を育てる事が先なんですよね
Posted by ももんが at 2015年06月12日 18:28
今、スクーリング中なのですね
頑張りとおせそうで、よかったですね^^

タイムリーな内容が多いです
昨日は息子の3者面談でした
まさに、つぎへのステップです
やりたいことがみつからない
これが、一番の悩みで、
でも、漠然
と、進みたい方向性はあり、いきなり、厳しい中に入れるのではなく、もう少し、今のような状態を継続できるゆったりとした期間が必要なのかなあとこの記事をみて、改めて思いました

手帳をとれない、今はなんの支援も受けていない、
まさに、それです
だからこそ、慎重を期して考えなきゃいけないのですが、とりあえず、成績を頑張ってあと1年できるだけ、頑張りましょうってことで、終わりました
学校生活や、欠席などは、問題ないので、
お勉強、できないなりに、高校も選べるし、
まだまだ、もやもやした期間が続きそうです
しかも、上下ともに、平成生まれの担任になり、
私も戸惑っています

また、遊びにきます
Posted by まめこ at 2015年06月13日 09:21
♪ももんがさん♪

ありがとうございます^^無事元気で帰ってきました。

中学時代もいろいろありましたねえ…。
あの時があったからこそ、今、自信に繋がっているのかもしれません。

ほんとに「誤学習がー」が、目に付きますね。
別に問題ないと本気でわたしは思っています。自己肯定感さえはぐくめば、誤学習などほとんど問題にならないと思っています。それよりも、過剰な適応を強いられることによる、弊害(二次障害)のほうがよほど怖い。元には戻りませんからね。


♪まめこさん♪

コメントありがとうございます^^

三社面談でしたか!
漠然とでも「何か」あれば、それをゆっくり培っていけば、行動に移せる時期がきますよ。

勉強をがんばることが苦手じゃなければ、自分の未来が開けると思えれば、きっとがんばれるし、親は何だかもやもやと焦ってしまいますけどね〜><

それにしても平成生まれの担任さんですか。
そういえば、中学三年の担任がそうだったかも…。
教師としての学びの資質がある素敵な担任でした。

また是非近況など聞かせてくださいね。
Posted by はるぼん at 2015年06月15日 18:13
Twitterではいつもお世話になっております。
初めてはるぼんさんのblogにコメントさせていただきます。

娘の高校卒業を目前にした現在、こちらの記事を読んで、高校探しに四苦八苦していた頃を思い出しました。(当時はもの凄く苦しかったのに、懐かしいと思える自分にびっくりです!)
通信制、高等専門学校、定時制と、娘の二次障害がひどかった頃からあちらこちらを巡り、結局は全部受験しまくりました。
結果、現在の高校に入ったのですが、娘と似たタイプの子、全然似ていない子、色々な生徒がいて、何というのか百花繚乱な学校です(^_^;
幸い、先生方のサポートが非常に手厚く、当初はダメかと思っていた修学旅行も何とか行けそうです。

卒業後の進路についてですが、私もすぐ就職、というのは横に置いておきたいです。一応娘の精神手帳は持っていますが、就職するには、技術的にも社会的にも、生きていく為のスキル、そして支援の手がまだまだ足りないと思うのです。
あと数年は、そういうものを得られるよう、力を蓄えさせたいですね。
Posted by lime1729 at 2015年06月17日 14:29
♪limeさん♪

コメントありがとうございますー^^
twitterではいつもお世話になっております。

娘さんの高校選び大変だったのですね。(懐かしく感じるというの何だかわかる気がします、まだ数ヶ月しかたってないのに!)
やはりいろいろな方向で探されたのですね。

現在いい方向に向かっているようで良かったです。
なんと言うか相性と言うのがありますよね、学校とも先生とも。

息子が通っている学校も科によって、てんでバラバラの個性をもった子が沢山います。はじめてみたときはビックリしました!(髪がレインボーだったり、唇ピアスだったり)

社会に出るのは出来るだけゆっくりにしてあげたいですね。
本人が元気になると吸収するスピードも上がってくるし、それなりには社会性も出てくるのではないかなあと、息子をみていて思っています。

コメントお返事遅くなってごめんなさい〜〜
Posted by はるぼん at 2015年06月22日 13:42
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