今日もとってもいいお天気!
私が住んでいる地域の人は、この見てわかる空の具合で、
「いいお天気!今日は暑くなるわね~」
という共通認識があるはず。
(これも、視覚、感覚などの障害または過敏・鈍磨などでも、人に伝えてもらわないとわからないこともあるだろう)
こういうわかりやすい、共通の認識なら、わざわざ天気予報や、天気図を見なくても、共通の話題として人とコミュニケーションが取れる。
ところが、
多数派の人が、「これが常識」「世間様はそう思う」「みんなそうなの」
とこられると、不思議な事がたくさんある。
多分これを不思議と感じるのは、自閉圏の人だけではなく多数派の中にも少しは存在するんじゃないかと(希望的観測)思っている。
じゃないと、人間の発展ってないじゃん。
一おばちゃんとしては、例題がとてもありふれたものになってしまうが・・・
たとえば、
エスカレーターの乗り方。
通勤時など片側を空けて、歩きのぼりをしたい人はそちらを使う・・・
と言うのが自然発生していますよね。
さて、これは、エスカレーターの常識なのでしょうか?
この片側空け、関東と関西では右と左違っているのをご存知でしょうか?
所変われば、こういった自然発生的なものまで変わってくる。
じゃあ、ほんとうは???
社団法人 エレベーター協会のサイトを開くと!
エスカレーターの安全基準は、ステップ上に立ち止まって利用することを前提にしています。
片側をあけると重量(荷重)バランスが崩れ、不具合を誘発することがあります。また歩いたり走ったりしたときに起きる振動で安全装置が働き、緊急停止することがあります。
慣例となっているエスカレーターの片側あけですが、危険や不便をともなう行為だということが、少しずつ浸透してきました。多数の場所でエスカレーターの歩行禁止の呼びかけを始めています。
*エスカレーターご利用の際に(社団法人エレベーター協会)
となっています。
つまり片側空けは、ルール違反。
なんですよね~
特に小さなお子さんや年配の方、手足が不自由な方・・・
片側空けはしないのが、安全上自然ですね。
今後、エスカレーター自体いろいろ進化して、片側空け・・・あるいは、歩くようのものが出来上がるかもしれませんが、、、今の所の常識としては、真ん中に立って歩かないが正解のようです。
たとえば、高級洋風レストランへ行って、フォークを落としてしまいました。
これ、自分で拾うのは完全なマナー違反。
常識。
でも、ファミレスなどでごった換えしている大衆レストランでは?
マナー違反を承知で、自分が落としたものは自分で拾う。。。
ってことをなさる人も多いでしょう。
そして、そのマナー違反を対して、「あらら、非常識な人」と思う人は少ないと思います。
たとえば、子どもたちの世界。
小学生でもオンラインゲームが流行っています。
(私の地域限定かも・・それは不明)
お母さんがたの反応。
みんなやってるから、タダだし、べつにいいんじゃないの?
最初の「みんな」はこれでした。
ところが子どもがはまりだして・・・相手がいるゲームだから、時間が自分の子どもだけの時間ではなくなることに気がついたお母さんは・・・
「オンラインゲームは子どもはダメ!」
となる。
最初は、数人の知っている子どもがやっているのを確認し・・・
(うちも確認されまして、やめといたほうがいいよ~と助言しましたが)
「みんなやっているんだ」という安心感ではじめるのを許可したようなのです。
これもね、自分で時間を管理できるようになる訓練だと思って、約束をきちんと守るようにすれば何の問題も無いんですけどね~~~
「みんな」「常識」「世間様」
どこまでも付きまといます。
でも、考えてみてください?
この常識所変われば、その常識が通じない事にもなるのです。
「マック」と「マクド」
言葉なんて、完全にそうですよね~
そして、時間。
今の常識と言われている事、10年前は常識でしたか?
バブルの頃はどうでしたか?
戦後の大変なときはどうでしたか?
戦中、戦前の常識は?
ちょっと考えただけで、大きく変わっているでしょう。
中には普遍的に変わらないものもあります。
それが本来言う常識であり、物事の基準を決める物差しであるのではないでしょうか?
法律などは、非常にわかりやすい。
もっと庶民的に行くと、学校の校則や、会社の社則。
そして、こうやって、NETのブログでも、サービスをお借りしているんですよね。
利用規約もわかりやすいですよね~(どんどん増えていってるような気がしますが・・・これも仕方がないですね)
何が言いたいかといいますと・・・・
発達障害児に、常識や世間様やみんな・・・
という言葉は、できることなら別に置き換えて使った方が、子どもたちは悩まずにすみますよ~~~~ってことです。
単純な所では、「私は」と使えばお母さんの立場だったらそんなに問題はないだろうけど・・・
子どもの将来的なことを考えると、私が、いいな~~~と思ったのは。
「多数派の人は・・・・こう考える」
「多数派の人は・・・こう行動する」
「この社会は多数派の人が使いやすいようにできているから、多数派の人の考えに、あわせる努力をしよう」
そして、独自のおまけとして・・・
「でもあなたの家では、家でのルールは家族全員で決めましょう。多数派の考えではなくて、あなたの考えも含めて・・・我が家のルールを作っていこうね」
としています。
これが、現在それぞれの場において・・・
公共機関でのマナー
(先ほどのエスカレーター片側空けは、現在の流れからして片側を空けるように、きちんと話してあります。ほんとうは・・・の所も含めて)
学校でのルール
学童でのルール
習い事でのルール
外食でのルール(私はこれが一番うるさい^^)
常識やみんなや世間様・・・じゃなくて、相手は「ルール」や「マナー」ですからね。
教える方も簡単です。
マナー辞典もありますしね~~~
少し横にそれますが・・・
文化としての常識。
日本にはあります。これは日本らしい文化として、繋げていってほしいと思います。
私とちびぼんが住まう地区は、それが薄いと感じています・・・
文化的行事・・・お盆さえ体験できないのだから~~~
核家族化のはしりでしたので・・・・・・
それから、京都と言う地域。。。
何か文化性にこだわって、肩が凝りそうな感じも受けますが・・・
これほどまでに、人がこだわって代々続けて受け継がれていくもの・・・
これには敬意を払いたいと思います。
中島義道さんに言わせると、「けっ」てなものですが・・・・
私は好きです。
ああ、完全にそれてしまいましたね。
発達障害児に、多数派の行動、多数派の考え方を教える時には、突っ込まれたら全部答えられるようにするか・・・(本人が納得いくまで)
まちがっても「みんな」とか「常識」とか「ふつう」とか「世間様」とか使わない方が、子のため、親のため・・・だと思っています。
成人の方々は、多数派の人たちのいう「常識」「みんな」「世間様」を決して鵜呑みにせず・・・その背景を調べて自分で納得いくまで追求してから動けば良いと思います。
(少々過激ですが・・・・あとで、矛盾点に気がつくよりも、精神衛生上マシ)
と言っても仕事上ではそうも言ってられない。
仕方がないから、その言葉を言った人に・・・
「常識」=「その人」と置き換えて、仕事をしてください。
それを言った人が上司なら、上司命令と思って・・・
だったら、納得いくのでは?と思います。
今回の記事は、いつもおじゃましている「狸穴猫さん」のブログ「アスペルガーライフblog」
「定型発達者はなぜ「世間」「みんな」を多用して主張するか。」
いろいろな意見がコメント欄で入り混じってて・・・おもしろい。
で、私も参加させていただこうと、記事にさせて頂きました~~
実は私・・・常識や世間とか自分の物差しとかみんなとか、とってもとっても苦手で、今までにもさんざん書いてきました。
その中から「中島義道」さんについての記事・・・
blog内リンクしておきます。
相手の気持ちを考えろよ!~中島義道読みました1(2008年09月16日)
ひとの迷惑になることだけはするなよ!~中島義道読みました2(2008年09月18日)
マジョリティとマイノリティ~中島義道読みました3(2008年09月19日)
さてと、
今日は子ども三人連れての映画鑑賞!
どんな事がおきるやら~~~
楽しみであります!
☆参加しているブログランキングへのバナーです☆


↑↑↑ 応援ありがとうございます♪
↓↓↓

お読みいただきましてありがとうございます。
この記事へのコメント
MYU
「中央に乗りましょうって書いてあるよ~。歩いてはいけないって書いてあるよ~。」
でしたから…
常識ってその時々で変わるから大人でも難しいですよね(私が難しいと思っているだけ?!)
王子には挨拶、お礼、マナーだけは厳しく言いますが常識については
「王子、どう思う?」
「母さんはこう思うんだ~どう?」
と話し合いを大切にしていま~す。
MYU
化粧水や乳液をつける時に目頭→目の下を通って目尻、その逆。目頭→眉毛のとこの骨に沿って目尻、その逆。力加減はこすらないで、触ってるかな位です。後、クマちゃんのあるあたりを人差し指、中指、薬指の指の腹で(これも触ってるかな位の力で)順番にタッチ。化粧品をつけるときに数回でOKですし、即効性はないですが良かったら続けてけてみてくださいませませo(^-^)o
はるぼん
エスカレーターの説明はほんとに苦労しましたよ。
いっしょですね~
詳しく説明するのにNETは便利~~~と思います。
何せイラストや写真付がほとんどですものね~(企業のものだと)
やはり、「挨拶、お礼、マナー」ですね。
これが、万国共通だと思うのです。
それぞれの挨拶でそれぞれのお礼でそれぞれのマナーで・・・
何にしろ発達障害の子どもには、納得がいくまでとことん説明してあげる。話し合う。が大切だと思うのです。
わが家の場合時間が無い時は、この話の続きは、いついつしようと約束してそしてそれを必ず守って話の続きをします~。
目のクマ・・・
このホラー漫画のような顔が、なんとかなるといいな~~~
凸の持ち味で、ひたすら続けますよ~~~
ありがとうございます!
必殺調理人
狸穴猫
「葬式には黒い服で参列」すら、実は戦後かなりしてからできた風習らしいです。
とにかくあいまいな「みんな」ですが、主張の根拠として定型者の間ではそれなりに成立してしまうのが不思議です。
はるぼん
闊歩闊歩~~~ほんですね♪
定型社会において、それに流されていくほうが目立たなく、かつ穏便に物事が進んでいくのは理屈では理解できますがね、それって本当にそれでよいのか?と考えていくと、不思議マークが頭いっぱいになって何もできなくなります。
調理人さんがおっしゃるように、納得する理由がない限り、大切なことはそれに流されないようにしています。
ただ、どうでもいいこと。
に関しては、流されるスキルを使ったほうが楽だとも思っています。
これは大人になって人生経験してから自分で決めること。
だから、発達障害の子どもたちには、無理はさせたくないですね~
納得いくまで、親としてきちんとしてあげたいです。
世間一般の危うさの結果は、歴史が語っていると思います。
(ああ、今日は終戦記念日だ)
♪狸穴猫さん♪
おお~お葬式の黒い衣装。。。
あれ、戦後なんですか???
白装束に合わせて・・・と勝手に思い込んでいました。(こういうのが私多い~~)
社会の成り立ちとして、定型発達の考えや感じ方、これを覚えていくことは大切であり、また、このあいまいな不思議な世界を考えることも重要なことだと思いました。
今回はいろいろ学ぶことが多かったな~
子どもにどうやって伝えていくか・・・その仕組みや成り立ちや裏側までをきちんと伝えていく。
そして、将来は自分の意思でそれらを選べる大人になってほしいです。
青いカモノハシ
「私はこう思っているから、あなたにこうしてほしい」ということがかなり多いようだと私は考えています。
どちらかというと、とても無理なことや根拠の薄いことを相手にごり押しをする人に多い言い方だとも感じています。
30年以上前になりますが、ある本で
「『みんな』という言い方には嘘が伴うことが多い」
ということが書かれているのを読んだ覚えがあります。
育児書だったかもしれません。
確か、こんな例が挙げられていました。
「子どもが
『みんなが持っているから20色(くらい)の色鉛筆を買って~』
と言ったら、
『みんなって誰?何人くらい?』
と聞き返してみましょう。
おそらく
『○○ちゃんと□□ちゃん』
のように、数人しか名前が挙げられないと思います。
『みんな』という言葉に惑わされないようにしましょう」
上の本の内容がとても印象深かったためか、「みんな」という言い方を何の疑いもなく使用する人に対しては、とても用心深い私です。
また、このこととは少し離れますが、
「じゃあ、みんなと同じなら何でもいいのか」
という問題もありますよね。
「みんなと同じ」を目指す危険性も考える必要があると思っています。
はるぼん
こんばんは。コメントうれしいです~(特にこういった悩んでいる記事で書いてくださるのがうれしい!)
私も「みんな」と言う表現は意図的にしか使えません。
おっしゃるとおりちょっとごり押しする時です(・・・)
ちびぼんは「みんな」を使いません。
やっぱり「みんな」と言う概念がないのでしょう。
困った事に人の名前も覚えないので、誰々を表現するのにカレは彼なりに苦労しているようで・・・面白いです。
自分で考えていいことばが思い浮かぶのを楽しみながら待っている、母親です~(ちょっと意地悪?)
最後に書いてくださっている、
「じゃあ、みんなと同じなら何でもいいのか」
本当に考えなければならないのはここだと思うのです。
発達障害児には、「みんなと同じ」を目指すのは酷です。
「みんな」の事を知るのは大切ですが、同じにしなくてもいいんだ・・・と教えてあげたいと思っています。
特に発達障害児に教育と言う名のものに、ごり押しだけはしたくありません。
今、まだ読んでいませんがミラーニューロンについての本を図書館で予約しています。
まだまだ手に入るのは先のようですが・・・
また、読み終えたらそのことについても描きたいと思っています。
定型発達の人のミラーニューロンの研究はかなり進んでいるようで・・・その方向を情報として知りたいのです。
また記事にしますね。
青いカモノハシ
>「みんな」の事を知るのは大切ですが、同じにしなくてもいいんだ・・・と教えてあげたいと思っています。
>特に発達障害児に教育と言う名のものに、ごり押しだけはしたくありません。
全面的に賛成です。
教える側の力不足を棚に上げて「みんな」という単語を使うのはもってのほかだと思っています。
ところで、今読んでいる本に興味深いことが書かれていました。
「うつ」から救う言葉 「うつ」にする言葉
河野裕子著 2009年講談社発行
198ページ
「みんなが迷惑しているんだ」
「みんな僕のせいで迷惑しているの?どうしよう。どうすればいい?」
メガトン級のうつにする言葉への対処方法とは?
一部を抜粋します。
200ページ
「みんなが」を連呼する人は、外見上は普通に見えても、陰のトラブルメーカーである可能性があるのです。
実はこの「みんなが迷惑している」という言葉は、人をうつにする言葉の中でも最大級の破壊力があります。
陰のトラブルメーカーは、この言葉が相手を混乱させて弱らせることを経験的に知っています。
知っていてあえて使う。
理由は相手を操作して、追い込むためです。
そのために相手と一対一のときを狙ってこの言葉を使うのです。
203ページ
●陰のトラブルメーカーへの対処法は?
操作的なことをするいじめっ子タイプの発言は、主語が「私」ではありません。
これは、自分のいうことに責任を持ちたくないからです。
こういう誰がいっているかはっきりしないことはうのみにしないという心構えが必要です。
「うつ」と長いつき合いのある私に、この本は大きなヒントを与えてくれました。
はるぼんさんも、お時間がありましたらお手に取ってみてくださいね。
はるぼん
「うつ」から救う言葉 「うつ」にする言葉
ちょっと探ってみました。これは読んでみなくては!と思いました。
影のトラブルメーカーと、メガトン級のうつにする言葉!
とても気になりますし、表面に出ているトラブルメーカーは避けることができるけど、影の・・・となるとなかなか難しい。。。(人を信じ込みやすい自閉圏の人は特に・・・)
「みんな」という言葉を、意識的に使う裏にはそんなこともあるんだ~(多くの方は違うと思いますが・・・)と、なるほどな~~と、思わずうなずいてしまいました。
これは読むしかありません!
いつもありがとうございます
(心が救われた感じがします)