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2014年09月30日

義務教育最後の年、学校行事についてもう一度考えてみる



6年前の夏に書いた学校行事について



学校行事について考えてみる。: ファンタジーがいっぱい!!


 


ちびぼんの小学校三年生のときに書いた記事です。
このころの息子は、いわゆる小児うつの状態でそれにASD受動型の性質も加わり、全く大人の意のままの子どもでした。
ですから、学校行事に強制的に参加させようとしたらそれは可能だったかもしれません。
そういった魂の抜けたような状態から脱却するために、まずは環境を整えてゆったりと楽に生きることを知ってもらおうと考えていたのだと思います。

今振り返ってみてもそのときの決断は正解だったと思います。

あのころの息子に嫌がるだろう事を無理に参加させていたら…。
と、想像するととても怖くなります。

とにかく意思表示がなかったから。
やっとのことで、いやだという表示をほんの少し出してくれていただけでしたから。

今学校行事について考えてみても


基本は六年前と考えていることは変わりません。
子どもに無理をさせるくらいならば、行事に参加などしなくていいでしょう。
そして昔と違って支援者さんや学校関係の方も少しは発達障害の子どものこと、いろいろ苦手のある子どものことの理解が進んでいると思いたいです。

「参加できなくてかわいそう」

なんて言葉は、出ていないことを祈りたいです。

ただ少し加えるならば、「参加したい」「参加したくない」の本人の意思さえしっかりしていれば、それに向かって全力で補佐していくのが親の勤めであり、学校関係者、支援者の勤めでもあると思うのです。

本人が参加したくないとはっきりと意思を示しているならば、その理由をきちんと把握することも大事。

本人が参加したいという意思があるのならば(決して親や先生の誘導ではなくて)、参加するために出来ることを学校側と一緒になって考えていくことが必要だと思うのです。


ちびぼんの小学校時代は最後まで参加したい行事にだけ参加するというスタンスでした


六年生の最後まで、運動会は保健室からの見学。
五年生のときの二泊三日の林間学校は最初の一日だけ参加でその日のうちに帰宅しました
(わたしが付き添っていたので可能なことでした)
でも、
六年生の修学旅行だけは違いました。
一泊二日だったこと、自由度が高かったことがよかったのだと思います。
母親の付き添い無しで一人で最後まで参加できました。
学校側の協力で、しんどいときにはバスの中で休むなどの配慮をいただいて…。

何よりも本人が参加したいという強い意思があったから出来たことだとおもいます。


中学生になってからは


ほとんどの学校行事にまがりなりにも参加しています。
体育大会にも、練習にはほとんど参加していないけれど当日は参加しています。
(つい先日行われました。競技にも全部参加していました)

写生大会、絵が好きなので文句なしに参加しています。

音楽会(合唱大会)、これが一番のネックだったのですが、口パクで見事のりきっています。
耳栓無しでもがんばっていました。

林間学校には、一日目に帰りたいと本人が言い出したのですが、わたしと電話で話して、がんばることに決め、それを実行できました。

修学旅行は、これまた文句なしでしっかりと楽しんで参加できたようです。

さてここで、学校というシステムの中での発達障害児に関しての大きな問題点をあげなければなりません。


受験というシステムの中、内申書という壁



地域によって差があるのか、学校によって差があるのか、それとも全国ほとんどこういうシステムは代わりがないのか、このあたりはわからないところですが、
わたしが知る限り、受験に必要な内申書や、校長推薦をもらうための基準として、こういった学校行事に参加できているか。が、あげられているようです。

まあ、普通の子どもにとっては普通のことですよね。
出席日数だったり、こういった行事参加、部活動など、いっていの基準を設けやすいものですからね。

ただ、ASDの子ども発達障害を持つ子どもにとっては大きな問題ですね。

ちびぼんの場合中学では運よく、何とか参加できていましたけれど、
こういった行事が全く受け付けない、ものすごく苦痛な発達障害の子どもはきっとたくさんいるでしょう。

自分の有利になるというためにそれらの苦手を我慢できるくらいの大人の考えが出来る子らは、大変だろうけれどまだましで、
かたくなに受け付けない子もいるでしょうし、
それが元で行きたい学校を選べなくなってしまう。
ということも出てきてしまうのではないでしょうか。

前回の記事でもお話したように、現在ちびぼんは、この、推薦をいただくために、必死で毎日登校しています。
幸いなことに完全な体調の不調(風邪など)が出ていないので通えているのですが、毎日が大変です。

朝しんどかったら、遅刻をする。
前日全く寝ていなくても、そのまま登校しています。
通常通りに出席できても途中でしんどくなったら早退する。
そんなことを繰り返しての毎日の登校です。

まさに、綱渡りですね。

ただ、これは本人の強い意志があってこそ出来ること。
行きたい高校があって、そこに行くためには最低限毎日行かなければならないことを身にしみて理解しているからです。

親がいくら上手に促してみても、本人がその気にならなければ出来ないことでしょう。

ASDの子、発達障害の子というものはそういう部分が普通の子より大きいんだと思います。

普通の子達が何の疑問も持たずに通えている学校。
ほとんど苦痛も無しに参加できる学校行事。


まだ幼い発達障害の子を育ててらっしゃる親御さん、どうか自我が芽生えないうちから行事ごとに無理やり参加させるようなことはしないでください。
それよりもその子が得意なこと好きなことを発見してあげてください。
それにはとても観察力も忍耐も必要だと思うのですが、長い目で見たら、それが一番の近道だと思うからです。

最後に、佐々木正美先生の講演会の記事を紹介させていただきます。


=講演採録=川崎医療福祉大特任教授・佐々木正美さん|佐賀新聞LiVE


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最後までお読みくださってありがとうございます。
明日から10月です。二学期も三分の一終ったわけですね。
残りの二ヶ月、ちびぼんの応援を母親であるわたしはがんばりたいと思っています。

 

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posted by はるぼん at 15:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ちびぼん〜中学三年生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月05日

好きがはじまりでいてほしい。発達障害児の進路の問題。


夏休みはサポート校の見学をこれでもかーってくらいしました


第一志望校の見学はもちろんのこと、その他のサポート校通信制高校にも行ってきました。
一口にサポート校といっても、その中身はさまざま。
勉強に特化したものや、手厚いサポートを重視した高校、ちびぼんが希望している芸術系に力を入れている高校。
同じ勉強でも、英語(留学)や心理面を学べる所や、学校のシステムそのものが通常の高校とほぼ同じで、異なるのはサポートの充実と言う高校もありました。
もちろん、学費はピンからキリまで。といっていいくらい幅がありました。

いや〜勉強になりました。

サポート校とはいえちゃんとした入試システムに乗っかっているわけで、のほほんとはしていられないのが現状と言うのもしっかりと気付かされました。
何かと世の中甘く見がちな私。
こんな母親でゴメンと言いたくなるくらい自分の情報収集の甘さに大反省。
やっぱり実際に自分の足で動き自分の目で見ないことには、本当の情報ははいりにくいと言うのも痛感しました。


二学期も引き続き見学に行く予定です


秋の体験入学など、各校いろいろな行事があります。
出来るだけ今後も参加していく予定ですが、あくまでもちびぼんの体調と気持ちを重視して予定を組んでいきます。
夏休みでさえ、結構へとへとになってしまったので、あまり予定をつめすぎてはいけません。

見学をしていて気がついたことに、「親だけの見学」がそこそこいたこと。
いろいろな事情があるのでしょう。
お子さんが外に出られない子なのかもしれません。
そんな中で、聞こえてきた会話(親同士の会話です)で、

子どもが誘っても行こうとしないから、親だけでどんどんいろいろなところを見に行くことにしたの!

というもの。

それも確かに一理はあるなあとは思うのですが、子の気持ちはどこに行っているのかなあとも心配になりました。
大切な進路の問題を親だけに任せてしまっていいのでしょうか?
それぞれに事情があるとは思うのですが、もにょもにょしてしまいます。

受験生としてのちびぼん


ちびぼんの課題は、登校日数。
これは、校長推薦をいただくため。
第一希望の高校に単願で推薦入学するためです。
息子の友人たちはそろそろ本気モードで受験勉強に突入しました。
同じ三年生として、息子は、今まで長い間なしえなかった、 全日登校を目指しています。 遅刻早退ありの全日登校を目指しているのですが、さて、どうなることやら。
今のところ、根性で登校しています。
親もしっかりと協力体制?監視?うながし?をしています。
幸いなことに、ちびぼんの大きな難題だった「睡眠障害」の正体もはっきりしたので、あとは薬の調整と、本人の努力根性だけ。
もうこの、努力根性って大嫌いな言葉なんですけど、自分のためにそれをしなくては先に勧めないことなので、仕方がありません。
親のわたしよりも本人のほうが、それ(努力根性)を受けいれている様子です
こういうところは、わたしよりもはるかに融通がきくのです。
すごいなあと思います。

ちびぼんの頭の中


わが子といえど、本人じゃないので何を思って何を感じているのか当然わかりません。
その中でも彼がわたしに告げてくれたことをまとめてみますと、



  • 自分は絵を描くのが好き

  • 出来ることなら絵を描いていきたい

  • 甘いかもしれないけれどそれでお金がもらえたらうれしい

  • そのために絵の勉強をしたい

  • 絵の勉強のためなら他の事もがんばれる


こんな感じです。
まさに、好きこそ物の上手なれです。

不登校にしたって、発達障害ASDにしたって、好きじゃないことは努力する気にもなれません。
はじめに、好き、がないと努力のスイッチも根性のスイッチも入りません。

好きになることは大切なことです

好きになることを見つけるのは難しいことかもしれませんが、
まずは好きを探すところからはじめないと、子どもの成長って難しいのだろうなあと感じています。

不登校で心に重いものがのしかかっている子。
自分自身を見失ってしまった子。
否定の思いや言葉で埋め尽くされている子。
発達障害の子は、こういった二次障害的なものに簡単にはまり込んでしまいます。
いったんはまり込むと這い上がるのにはとてもとてもエネルギーと時間が必要です。

好き が、そのエネルギーを補充してくれます。
好き が、時間の隙間を埋めてくれます。


わたしはちびぼんを見て来てそう思っています。


発達障害がある子どもの 進路選択ハンドブック (健康ライブラリーイラスト版) -
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最後まで読んでくださってありがとうございます。
二学期は学校行事が沢山でたいへんです。
行事について昔書いたことがありましたがまた別の視点で書いてみたくなりました。
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posted by はるぼん at 11:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | ちびぼん〜中学三年生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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